終章

第9話


「久しぶりだね。」


「そうだな。」


 その場所には、暖かな沈黙が訪れた。

 もはや、この2人に会話は不要だ。


 例え、会っていなくとも絵を通じた2人の想いは、消えていなかった。 


 そこは、もう2人だけの空間となっていた。

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