アーーーーーイ!!! って叫ぶ人間こわい
「はやかったすね」
匂いが増えている。
見てみると黒で毛が金色のオスと毛も他の部分もピンクのメスだ。
それとオヤビン(ホワイトライガーの女の事はこう呼ぶことにした)
「うわーこの子がそうなの?
ねぇ、これできる? アーーーーーイ!!!」
「アーーーーーイ!!!」
なんか奇声を発しながら金髪と桃色が進む方向とは正反対に滑りながら視界から消えてゆく。なんか遺跡も木もお構いなしにすり抜けていた。こわい。
あまりの現象なんで体をびくっとさせて硬直させる僕。
「…………」
「あんたらさあ、あの架空世界でやってた事現実でもやるため練習してたね……」
「いやぁ、
「わたしはもっと楽にできルアーーーーイ! 妖怪だからね」
(あぁ、やはり逃げるという選択肢はないな)
それを黒で毛が金色のオスと毛も他の部分もピンクのメスを見て確信した。
「で、この子ちゃんと遺伝子修復まで逃げないでいてくれるの?」
と金髪が言う。オヤビンがそれに答える。
「そうそう。逃げたら容赦なしで殺していいよ」
などと怖い事を喋っている。
「ミハエル!」
「さゆ!」
なんか互いの名前を呼びながら奇怪な動きを発展させている2人。
「ミハエル! ミハエル! ミハエル! ミハエル!」
「さゆ! さゆ! さゆ! さゆ!」
「あんたら、やめなさいよ! その物理法則完全無視の動き! 2人合体で無視の度合いパワーアップしてんじゃないわよ」
おやびんが苦笑いしながらそう言い捨てる。そして、
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「痛くはない。ただ自分が生まれ変わる感覚はあるらしいわね」
遺伝子修理サポート装置を横においてオヤビンが左手をこちらにかざしてくる。
プウオオオオォォォン!
霊波動の優しい光が僕を包む。
(たしかに遺伝子治療とやらを受けてるとあの女神にスキルもらった時から腹の内にあった暴れたいという気持ちが消え失せている)
そして10分くらい僕は居眠りした
(それくらい安らかな光だった)
「体中の遺伝子をそう修理したわ、心臓と脳だけは自然治癒利用してでは再生不可能だから霊波動で思いっきり治癒してやったけどね」
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