応援コメント

著者あとがき」への応援コメント

  • 長編おつかれさまでした。

    >散って行った者がどのような気持ちで命を賭したか
    生半可なことで命を賭けるわけにはいかないですよね。それでも、残された方は衝撃が強すぎて、
    >『私を残して、なぜ死んだ!』
    になってしまいますね。
    他に方法を思いつければ、もちろんそうしていたわけで…。
    そこに、窮地に追い込まれた人間の感情が重なり合って生まれるドラマ、が生まれるのでしょうね。

    それにしてもジークフリードがあんなにお茶目さんだったとは(笑)。

    ランスロットの魂の欠片が散ったあまりにも広い世界が、この世界の人類の未来の広さを暗示していることを願ってやみません。

    壮大で繊細な物語を楽しませていただきました。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    命を懸ける……という事を、安易な気持ちで描いてはいけないなと、心底から思い知らされましたね。脱稿した時、依頼者様とともに『もの凄い大風呂敷になっちゃったけど、何とかなりましたね』と笑いあったのを思い出します。

    攻めてくる側にも、守りを固める側にも、それぞれにドラマがある。それは、物語を紡ぐうえでの鉄則になる訳なんですが、では『命を懸ける』というのはどういう事なのか。
    戦いが終わって愛する者を失ったとき、残された者が抱く気持ちはどんなものなのか。そして、散っていった者はどんな気持ちで戦ったのか。これ、答えがテンプレになっているようでいて、実は正解が存在しない、非常に深いテーマなんです。

    この物語を紡いだのも、もう10年前になるのですが。この当時、私は企業のパートナークリエイターとして、お客様のキャラをお預かりしながらバトル展開を描く、シナリオライターの業務に就いておりました。なので、こうしたシーンを幾つも取り扱って来た訳なのですが、毎回思うことは『こいつ、何考えて戦ってんのかなぁ』でした。つまり、未だに答えを導き出せていないんですね。

    斯様に長い物語を、最後までお読みいただいて、誠にありがとうございました。
    構想中の物語はまだまだあるのですが、それを形にできるのはいつの日のことか……まぁ、気長にお待ちいただければ幸いにございます。

    編集済