第179話 光差すそこは眩しすぎて
挑戦しようとするけれど、挫折するもの。
きっかけは小さなこと。
自分は、何の発展もないただの挨拶が嫌いだった。もちろん、他人が単なるあいさつとして呟やいているあいさつは良いと思う。
あいさつが単なる付属であり、本題があるものに対して条件反射のように落としていく「あいさつ」が嫌いだったのである。
あなたはもし、感想欄に感想ではなく「既読」のみコメントされていたらどう思うだろうか?
それが何人もいて、通知が来るたびその既読というコメントを開かねばならないとしたら、うんざりはしないのだろうか?
俺はうんざりしていたんだよね。
そしてズレたことをわざわざコメントしていく人にゲンナリしていた。
そんな時いつも「あなたの意見としては間違っていないけれど、そんな話をしているわけじゃない」そう思っていた。もちろんそれを相手にいうこともあるけれど。
いつしかそれはストレスになり、返答をすることすら面倒になってTwitterの返信欄を閉じた。
遮断のその先にあるもの。
自分の考えを話すのは好きではある。
しかし自分から積極的に他人に関わろうとしない人間なので、閉鎖的になっていくばかりで良くないなとは思っている。
ゲームでもそうなんだよね。役割を与えられたら発言する場所とそのタイミングが決まってしまうものだから、他人との関りは希薄になる。
だから初めはいいが、最終的には何処に行っても同じ結末が待っている。
「この人、知ってはいるけれど一度も話したことがない」
と思われる。
そう、アナウンスの回数は異常だけれど、会話をすることが稀。
なんでこうなってしまうのかと言えば。自分は、話しかけられたらいくらでも話すけれど、その話しかけられる環境を自ら閉鎖しているからである。
そのため何も改善されないし、そうしてしまってからだいぶ経つ。
別に批判が怖いとか、反論や否定が嫌だとかではない。規約違反をする人に関しては遮断したからもうそんなコメントされることはないと分かっている。
だから理由としては、根本的に会話はしなくても平気だからなんだと思う。
頼ってくれる人は好きなので、そういう人がいれば仲良くなるチャンスはある。でもね、俺の場合ホントに何というか友好関係が狭いんだよ。
例えば、リアルで。
事務的な会話はする。でも雑談となると……自分から話しかける相手は一人しかいない。冗談も言い合える元上司なんだけど。その人くらいにしか話しかけないし、その頻度もごくたまに。
まあ、会話しないからいくらでもエッセイが書けるんだろうと思ったりもする。
これがネットになってくると……閉鎖的なので、それこそ話しかけてくれる人としか話さない。そうなると現在、ゲーム関係も含めて頻繁に会話をする相手は4人くらいしかいないの。
うち1人は最近忙しい。
うち1人は何かあれば話しかけてくれる。ただ、この人の場合はどうしてもスマホでしか文字打ち出来ない環境なので(ゲーム内だから)文字が打ちづらくて、つい自分の方から打ち切ってしまう。
どうなの、自分……と最近思い始めている。
確かに仲のいい人と話すのは楽しい。
だがふとした瞬間に、相手に負担をかけているような気がしてしまう。
友好関係を広げて分散すべきではないか? そう思っている。
これに関しては過去に何度も失敗してる。
とは言え、俺は知らない人に業務外のことを話しかけるのが非常に苦手である。
さて……どうしたものか。
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