第177話 久々にレビューを……

 二か月半ぶり……くらいなのかな。

 他にレビューを書きたいなと思いながらも、長編の為保留にしている作品がある。ホントごめんなさいです。


 最近思うんだよね。もう、小説は全部閉じてエッセイだけ書いていたいと。

 でも一度始めたことはやり遂げると決めているし、それを破ってしまうとどこまでも堕落してしまうので時間がかかっても始めたことは終わらせるつもりではある。

 なんでもスタートしてしまえば、軌道に乗るものなんだけれどね。

 ゲームの方がそろそろ終焉かな……俺の想い人が「飽きた、もうやりたくない」と言っているので。とは言え、役職があるから完全にやめるまで時間は要するかな。

 

 小説は更新したい気持ちはあるんだけど、いまいちのめり込めないんだよね。なんか違うなあ、となったりもするし。


 それはそれとして。エッセイを書くのは結構好き。

 言わなくてもこれだけ文字打っていたら、わかってると言われそうだがw


 昨日は文字を打っている途中で寝てしまったんだけどね。


 あなたはエッセイを書くのは好きですか?

 エッセイとレビュー、感想は同じ分野にあると思う。しかし読むのと書くのは違う分野だし小説とエッセイもまた違う分野だと思う。

 

 レビューが書きやすい作品とそうでない作品というのは存在する。どんな作品が書きやすくて、どんな作品なら書き辛いのか。それはもちろん個人によって違うと思う。

 そこなんだよね、自分が創作論を書くのを辞めた大きな理由は。

 読み手の観点から創作論を展開することは、書き手に気づきを促すことは出来る。しかし、俺はどうやら一般とは違うらしく感想やレビューを記入する前には必ず他の人の感想やレビューを見てからにするんだけれど……。

 他の人と着目している部分が違うということはよくある。

 

 中には「○○について書かれていないが……」なんてコメントしているものを見て、「え?」ってなることもある。

 創作界で一番思うのは「全てを記載しなくても、匂わせでわかる」人が少ないということ。これは仕事でも同じことが言えて、「察する能力」だと思うんだよね。

 全部言う必要はないんだよ。言わなくても分かる場合もあるだろうし、想像に任せる部分もあるだろうし。

 ただし、そのコメントは読者が何について明確に知りたいのか? という示唆や指標になることがあるので、一概に「なんだよ」とは思わない。

 しかしながら読者の国語の読解レベルが低いなと思うことはある。とは言え、それも自分基準で思うことなのだ。

 

 個人的な話だが短編で感想を持ちやすい、レビューが書きやすい作品。

 長編で感想を持ちやすい、レビューが書きやすい作品というのはイコールにはならない。

 長編の場合は、どんなテーマを持っているのか? 何処に向かっているのか? その辺りが明確であれば書きやすさは上がってくる。

 だが最近はそういう基準の他にもっと大切なモノがあると感じている。

 それは相手を知ることとその作品そのものについて知ること。


 自分はどんなに頑張っても一般的だと言われている男女の思想を書くことは出来ない。そこには自分の思想が深く関わってくる。つまりどんな人の作品にもその人の思想がどこかに含まれていると思うのだ。

 つまり相手を理解することが作品への理解に繋がると感じている。


 相手の性格や考え方を知ると、書いてない部分への理解が上がると思う。例えばそれば、何故この作品がこの題材を取り上げるのかやこういう展開になったのか? など。

 それに気づかせてもらえたのが今回の出来事。


 自分はずっと、読む気にならないのは好みのジャンルじゃないからだと思っている部分があった。だから好きなジャンルなら意欲的になるかもしれないと。

 でも違うんだよ。

 自分は好みでレビューを書いていたわけではない。そういう過去がある。

 自分の好みでなくても書けるのは、好みの人にその作品が出逢えたらいいなと思っていたから。


 じゃあ自分にとって他者の作品は何か? どんな位置づけなのか?

 たぶん、理解なんだと思う。

 相手を理解したいと願うから読む。

 作品は心そのもの。思想や理想、想像や知識、そして体験などが凝縮されている。もちろん、その人の好みなどもね。

 だから、それが好みかどうかは重要ではなく誰の作品を手に取るのか? それが自分にとって一番重要だということ。

 

 そうは言うけど……友好関係を広げるのも深めるのも躊躇う自分がいる。

「そうだよな、お前コメント欄あけないもんな」

 と言われそうだけど。

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