第110話 映画を観て考える、世界と日本

 金曜の夜は眠れずにショート動画を視まくり、土曜は一旦6時ごろ起きて、13時頃昼寝。19時ごろに目が覚める。

 最近眠れない時があるので、疲れが取れず滅茶苦茶眠かった。

 不規則過ぎて不健康極まりないが、得るものは多かったと思う。


 自分が異文化を学んだり日本と海外の感覚の違いを勉強するのが凄く好きと言う話は、以前もしたかもしれないが。


 日々、差別に関して考えさせられる。

 自国で差別を受けていると感じている黒人さんは日本に旅行に来た時、差別されないことに驚きと感動を覚えたというような内容の動画を視た。

 本人の発言なのか分からないし作成者の音声が日本語であり語り口調なので、単なる視聴数稼ぎの可能性もあるけれど、コメント欄を見て納得したことがある。


 確かに日本人は人種差別をすることは無い。

 子供の頃は確かに見た目が違うことで虐めのようなものもあるかもしれないが、大人になるにつれて理解できることは増えていく。

 子供とは無知である。だからこそ親や学校教育によって世界にはいろんな見た目の人がいることを知り、彼らもまた自分たちと同じ人間だと教わる。

 日本という国は島国であり、住んでいる場所や環境によっては黒色人種や白色人種を生で見る機会はない。


 親日の外国人は日本人のことを良く言う。

 これは当たり前のことだと思う。

 そして当然のことながら、日本人には良い人も悪い人もいる。これは全世界共通。


 日本が他の国に比べて治安が良いのは、合法的に武器を持てない国だからだと思う。あとは教育の賜物かもしれないね。


 いろんなものを見て思うのは、海外というのは『自分に迷惑をかけないで』という方向性が多い。つまりそれは自己中思想。

 どちらかというと日本は『他人に迷惑をかけない』と言う考え方が一般的だと思う。だからゴミは持ち帰るし、分別も慣れてしまえば苦ではない。

 ワクチン接種に関しても、それが人体にどう影響を受けるか考える前に職場や周りの人に迷惑をかけたくないという想いから打った人は多いのではないだろうか?

 つまり、日本人にとって不快なのは人種ではなく他人に迷惑をかける人なんだよね。だから空気を読めない人は嫌われる傾向にある。

 

 さて、いつも言っている通り自分にはリア友という存在がいない。

 その為、何かを奨めてくれるのはアマプラやYouTubeの自動お奨め。

 異文化や考え方について話したいことが何個があるが、まずはある映画を観て思ったことから。


 ショート動画を視まくって切ない気持ちになった俺は、何か映画を観ようと思ってプライムビデオにINした。相変わらず古いものを奨めてくれるのだが、なんとなく以前から気になっていた『天使と悪魔』を観たんだよね。

 あらすじについてはWikipediaで調べて貰うとして、この作品は2009年の米作品であり、『ダ・ヴィンチ・コード』の続編らしいが実際の時系列は天使と悪魔が先らしい。

 これを見ると謎に思っていた科学と宗教の関係(思想)について理解することが出来る。以前から不思議に思っていたことではあるが、宗教では『人を作ったのも、この世界を作ったのも神』と考えられていることが多い。

 しかし進化論や科学を学ぶと矛盾を感じてしまうだろう。

 特に米などは科学が発展している。にもかかわらず神の存在を信じていることに違和感を覚える。その辺りはどんな風に精神の中で共存しているのだろうか? と。


 この物語はミステリー&スリラーらしい。今しがたジャンルを知ったんだけどね。

 サスペンスなのかと思っていたw


 確かにこの物語は面白いと思う。

 え? という結末なので。

 それはそれとして、共存はしていないんだなと思いなんか複雑な気持ちにもなった。神の存在を認めさせその力を保持するためには、科学の進歩は邪魔な存在なのかなと思った。しかしながら、人間とはそんなに深く考えて生きていないのだ。

 それが全ての答えだろう。


 とは言え、話したいのは『天使と悪魔』の映画の話ではなく、続編の『インフェルノ』についてである。公開されたのは2016年。原作は2013年。

 あなたはこの作品を観たことがあるだろうか?

 俺は初めてこれを見て、ゾッとした。


 この映画の中では『人口爆発により現在80億近くの人々が暮らす地球は100年後には320億人となり、人々が食料を奪い合うために争い、人類は滅亡する』と話す人物が出てくる。それに歯止めをかけるために人口削減計画を立て、人口を半分に減らすと。その方法がウイルスをバラまくこと。

 ゲイツ氏がモデルなのか? と思った。

 この物語の中では阻止されるが、現実世界ではどうだろう?

 被るところはそこだけではなく、例の感染症のウイルスが発見されたのはイタリア。この話の舞台もイタリアであり、何故そこが選ばれたのかも物語の中では明確にされている。拡散の方法に関しても、船を数日停泊させて……とあるところから、もしこの映画を観ていたならと思うところがたくさんあるのだ。


 つづく。

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