第94話 自分は贅沢なので、こう考えてしまう
あなたは『誰に』作品を読んで欲しいと思いますか?
Twitterでね、レビュー活動をしていて。
段々分からなくなっていったことがあるんだよね。
初めは希望を感じていた創作界は、俺にとって最終的に地獄に見えた。
それは言いかえれば、欲望の巣窟。
「読まれたい読まれたい読まれたい、誰でもいいから読まれたい。たくさんの人に読まれたい。感想欲しい、一言でもいいから欲しい。レビュー欲しい、書かれたい」
まるで呪い。
そして書き手は上手いか下手かも自分で判らなくなって、俺は思ったことを述べているだけなのに『ダメなところがあるなら言って欲しい』と言う。
寝ろ! あなたは精神的に追い詰められている。
だから感想と誹謗中傷の区別がつかなくなって指摘と受け取り自信喪失し、褒められたら疑心暗鬼に駆られる。
プロになるためには、それなりに読者がつかなきゃダメだと思うのは分かるし、コンテストを開いている方も賞金を出すのだから道楽ではないし、そこそこ稼げる見込みのある作品に賞を与えるのだろうとは思うよ。
でもね。読者は自分の欲望を満たす道具じゃないの。
読まれたいのは自己都合。
そんな都合、相手は知ったことではない。
読まれることは別に正義でも何でもない。
最終的に好まれるのは人柄だから。
どうしたら読まれるか、何故読まれないかよりも、まずは毎日更新するところからはじめてみるべきだと思う。
恋愛と同じ。ガツガツしている人には恐怖を感じるものだよ。
近づいたらレビュー書かなきゃいけない、感想書かなきゃいけないと思ったら苦痛でしかないでしょう?
なんで作家紹介200の企画が達成できたのか?
俺は見返りを求めなかったから。
代わりに相手の作品を読まなきゃないけないなんて苦痛でしょう?
だからそんなことはしなくていい。
俺は贅沢なので、本当に読みたい人にだけ読んで欲しいの。
俺に何も見返りを求めない人に。
その代わり、感想もレビューも要らないです。
あなたが仲良くしてくれたら、俺は十分なの。
そんなあなたが、俺にとっては宝物なので。
まあ、慣れないジャンルのもの、読み慣れない文体のもの、よく知らないストーリーの流れ。そういうのをたくさん読んでいたからそう思うんだと思うんだよね。
特にあらすじが分かり辛い人が圧倒的に多い。
そういうのは、もう読みたくないですね。
誰でもいい誰かに読んで欲しいと思っているうちはね、いくら読者が増えようがきっと満足できないと思う。
そういう人たちを見てね、あなたは本当に書くのが楽しいと感じていますか?
と思うの。
プロの道はそんなに甘くないよ。
千里の道も一歩より。
時刻はもうすぐ4時ですね。
そう言えばいろんな意味でタブーと言われていることしかしてないけど、俺は別に文章力があるわけでもなければ才能があるわけでもない。
あるのは更新スピードのみ!
あとは相互愛くらいかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。