第74話 不思議に思うことがあって自問自答してみた
前から思っていることなんだけど、ゲーム内転生の恋愛ものはどうしても恋愛ものに感じないんだよね。
自分は書いたことがないので、それは『恋愛もの』として書いているのか、それとも『ゲーム攻略』として書いているのかは分からないんだけど。
あなたは恋愛系のゲームをプレイしたことがあるだろうか?
乙女ゲーでもギャルゲーでもいいんだけど。
自分は中古のゲームを扱う販売店でアルバイトをしたことがあり、ジャンル問わず機器問わずに真に面白いと思えるゲームがやりたいと思い、いろんな中古ゲーム販売店巡りをしたことがある。
その中で面白いと感じたのは『発明』や『開拓』が含まれるものだった。
つまり自分で武器を作るなりして『まだ見ぬ何か』が生み出されるもの。
自分で旅をして新しい土地を開拓したり、貿易などを行うようなもの。
その好奇心を手軽にスマホで満たせるのは『マージ系』だと思う。
今面白いなと思うマージ系は【マージサバイバル】くらいかなと思っている。
シミュレーションゲームは山ほどやっていて、いろんな職種を経営してみたが結局飽きるんだよね。何故かと言うと、最終的には放置ゲーになるから。
【箱庭タウンズ】が飽きたのもそこにある。
サバイバーさんを助けるゲームはマージ+パズルなのでちょっと方向性が違うと思う。ステージものなので。
話は変わるが読み物系のアドベンチャーをしていて、面白いけれど物足りなさを感じていたんだよね。そこでギャルゲーに手を出してみたのだが。
はっきりいって、大して面白くはない。たまに日常をやり込むようなものは存在する。わらしべ長者的なね。
根本的にパラメータをあげて好感度を上げ、告白を成功させるという方向性には面白味を感じない。それは恋愛ではないから。
会話から正解を導く。
それはゲームとしてはありかも知れないが、相手を人間だと思うのか?
と、言う話。
疑似恋愛ゲームに求めるのはそこではないのではないかと思うんだよね。
日常の中で、恋愛と限らず。相手の好感度が上がるのは『楽しい、面白い、合うな』とか感情が動いた瞬間であって、会話に対しての返事そのものではないと思うのよ。
ギャルゲーをやっていて感じるのは、こんなことをしていても現実の恋愛の役にはたたないなということ。そもそも恋愛ゲームは架空のイケメン、美女と都合よく恋愛関係になる、その気持ちよさを与えるためのものだと思うのでそんなもんなんだろうとは思う。
それはそれでいい。
でもゲーム内転生ものでも同じことを感じるんだよね。
おそらくそこらへんは【なろう派生】だから仕方ないんだとは思う。何がしかたないのかと言うと、【なろう派生】物は一人称、一視点ものが主流だと感じるから。
つまり相手の気持ちがまったくわからないということ。
それが『攻略キャラ』というものに拍車をかけている。
人間じゃないんだよ。
ゲーム内のキャラは誰かの手で作られた『多彩なルートを持つなにか』でしかない。つまり、人間との違いは『心理によって行動』するわけではないということ。
恋愛ものというのは互いの気持ちがわかるところに心動かされるものなので。
なので攻略したという事実が存在するだけで、惹かれ合って結ばれたと言う感じはしないんだよね。
しかもライトノベル寄りだから必ず結ばれるのだろうし。
つまり、なんでゲーム内転生ものは恋愛ものに感じないのか考えてみたと言う話。読む側は『こんな恋愛したい』と思って読むのだろうか?
そこにも謎はある。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。