第63話 なるほど、納得

 惨めで哀れな男。

 なんだか笑ってしまったフレーズ。

 やっぱり相棒は面白い。


 先日、相棒関連の記事とインタビューを読んでいて目に飛び込んできたのは『社会派ドラマ』と言う言葉。


 現実世界では忖度される様な事件でも、忖度なしに解決まで向かう。そしてタイムリーな話題を扱っているところも視ている者をスカッとさせる要因。


 相棒はヒューマンドラマだなとは感じていたが、何かしっくりこなかった。確かに事件が起き、犯人にたどり着く経緯はある。けれども、刑事ドラマという感じはしない。

 社会派ドラマと言うフレーズを見て、なるほどと納得した次第である。

 相棒を見ていると、事件を解決することを目的としているようには感じないんだよね。

 確かに犯罪は駄目だというメッセージも感じるが、動機や経緯についてスポットが当てられている。

 ドラマの中では大抵殺人という形になってしまうが、別な解決法はなかったのだろうか? と考えさせられるものでもある。

 

 人は権力を持つと間違った使い方をしてしまう生き物。ある意味、承認欲求もあるのかなとか思ってしまう。

 ただね、性的なもので安易に承認欲求を満たそうとしてしまう愚か者と同じで、金をくれれば誰でもいいし、股を見せてくれるなら誰でもいいし、権力を持っていれば誰でもいいんだよ。

 つまり、そういった承認欲求の満たし方をしても、相手からしたら誰でもいい誰かにしかなれない。


 唯一無二になりたければ、誰かの欲を満たす安易な方法を取ってはいけない。それが犯罪であればしっぺ返しを食らうのは自分であり、その一旦を担った奴らはなんの責任も取ってはくれないのだから。


 そう、他人は承認欲求を満たす道具ではなく、道具にした自分も相手からしたらただの道具でしかない。

 相棒を観ながらそんなことを思ったのでした。


 でも今回、自分の好きなジャンルが明確になったのでそれは嬉しいなと思った。

 何を見てもいまいちピンとこないんだよね。コナンは妥協で視ているという失礼なヤツなんだけど。

 コナンはね、なんかどいつもこいつもカップルにすればいいみたいなのを感じて面白くないんだよね。

 探偵物が視たいのであって、恋愛ものを視ているわけじゃないから。

(コナンを視るのに、という意味合い)


 そう考えるとジャンル区分って大切だねと思う。

 俺の作品タグ、適当だけどw


 謎解きが含まれるものはどちらかというと面白いとは思うが、松本清張とシャーロックホームズ以外は面白いと感じてないんだよね。

 今回その理由が判明。

 俺は謎には興味関心は湧くが、探偵物や刑事ものが好きなんじゃなくて社会派が好きなんだと。

 たから自分が書いている恋愛もの、もいまいち恋愛ものっぽくないんだなと納得。


 恋愛要素はあるけど、現実的な話が含まれるものを面白いと感じるのは社会派ドラマが好みだからなんだな。

 今夜はとても有意義な時間だったと思う。27日に元旦スペシャルの完全版が見られるらしいので、楽しみ。

 何時からなんだろ。


 それではよい夢を。


 スマホで打ったので、ちょっとわかり辛さ増しましだけど。

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