第47話 ある二つの事柄についてもう少しだけ言いたいことがある

 自分は何かあるとひたすらそれに対して考えてしまう傾向がある。

 言われたこと、見たもの、聞いたことが忘れられないので、

『この間、こんなこと言ってましたよね』

 と言っても大抵の人が、

『そんなこと言っていたっけ?』

 となる。


 まあ、突然一か月前に言っていたことに対して、

『○○が思い出せないって言っていましたけど、思い出せました?』

 とか聞く人いないと思うしね。

 他のところでも書いてはいるけれど元カノには、

『7さんは記憶力が良いから迂闊なことは言えない』

 と言われましたね。


 SNS全般に言えることだが、消すくらいなら最初から言わない方が良いと思う。

 俺は見たものを忘れないので。

 そして消すことはすなわち何か不都合があったと思ってしまうので、それについて凄く深く考えてしまうんだよね。そこでとぼけるのは得策とは言えない。自分で言った発言を思い出せないのは無責任であり、頭が悪い人という印象を持ってしまうから。


 べつにこれはみんなに対して言っているわけではないですw

 あるコメントに対してちょっとイラっとしたことを思いだしたものでw


 この記憶力は仕事に対しては役立つけれど、職場の人との会話の中で一週間前こんな冗談を言っていて面白かったと本人に告げても、相手は大抵覚えていませんw

 悲しいよね。きっと、まぼろしだったに違いない。


 さて考えなくなるにはどうしたらいいのか?

 病むから基本忘れたいんですよ。そして小説投稿サイトで活動をはじめてあることに気づいた。考えていることは文字にしてアウトプットすると、考えずに済むと言うこと。

 恋愛経験の一部含んでを小説にするのは、向き合うためなんだけど。

 忘れたいからでもあるんだよね。


 俺がよく元カノの話をするのは今でも好きだからとかではなく、言われたことを忘れられないからなんだよね。そして影響を受けた相手でもある。

 喧嘩の時にでる暴言って本音が含まれるものでしょう?

 つまりそれは相手が俺に対して感じている欠点でもあると思うの。だから大切なことなんだよね。俺にとっては。

 また前置きが長くなったな。

 ちなみにこの気質がHSPのせいであることを知った時やっと、人間は忘れる生き物であるという話に納得した。記憶力が悪い人たちではないのね、とw

(失礼な奴だなw)


 閑話休題。

 一つ目は別のエッセイでブちぎれていた例のカクヨムの事件について。

 俺ね、実のところ男の方が一方的に悪いとは思ってないの。

 だから、男は愛想よくしてくれる女性には好意を持ちやすい、もしくはそれを好意と勘違いしてしまうから気を付けてねと言っている。

 あれは第三者からするとどっちも悪いんだよ。


 どんなSNSも人と関わる場所である。そこから気の合う人同士がオフ会をしてネット内の友人からリア友になることもあるだろう。

 それ自体は悪いことではないし、何かあっても成人していたら自己責任。

 自己の責任において相手とリアルで会うのは自由なの。でも、相手が男で自分が女だったとしたらリスクは絶対に考えるべき。良い人と信用してはいけない。性犯罪者の多くは一見、良い人。

 それはそれとして。


 女性側が節度を重視して過度の愛想をしなければ、基本ターゲートにされることは無い。

 ここは性的な意味で出逢いを求める場ではない。それは正しい。規約にもそうあるだろうしね。

 でも、愛想を振りまいて男をたらし込む場所でもないのね。

 そんなことをしなければ、相手の男も『自分に気がある』とは思わなかったはずなの。


 そして危機感がなさすぎると思ったのは、

『返信が必要な人は、サポーター限定で自分宛てにコメントをくれ』

 と言ったから。

 なんのため?


 これ、極端な言い方をすると『密会したい人はホテルに誘って』と同じような意味に捉えられるのよ。

 だから”どういう感覚をしている人なのだろう?”と疑問を抱いた。

 そして”それに便乗する男はどうなの?”とも思った。


 例えば自分に大切なパートナーがいたとするよね?

 だから特に異性と二人きりで会わないようにしたりする。それは誤解されないためであり、誤解によって相手を傷つけない為。

 パートナーがいるのに、密会するの?

 相手に大切なパートナーがいると分かっているのにその密会に応じるの?

 どっちもおかしいでしょ。

 まともな感覚をしている人はそんなことはしない。


 でもね、脅して会うことを求めるのは犯罪。だから怒りは感じている。

 ただ、その時点では彼女の方の味方はしていた。その理由は好きだからではない。その恐怖が理解できるから。


 それが『は?』となったのはあるコメントを見たからなの。

 サポーターに対して任意でコメントを入れられるシステムらしいね。

 その一文についてなんだけど。

 

 彼女はその男の近況の内容の一部に憤りを感じていた。

 俺も三回読んで、あの言い方は仮に恨みだとしても酷いなとは思った。

 俺は彼女の言い分に関して総合的に考えて、『サポーターはを純粋に応援している』少なくとも自分はそうであるという考え方をしているのだと思った。

 だから酷いよ、その言い方はと思ったの。

 なのに、サポーター向けのコメントに『いただいたものは寄付します』という内容のことが書かれていた。

『は?』

 としか言いようがない。


 別にその人が悪いとは言い切れない。俺の捉え方が間違っていた可能性はあるからね。


 でもね。サポーターはを応援しているのであって、その団体を応援しているわけじゃないのよ。どんな使い道をしようが自由。

 でも寄付がしたいなら直接するでしょう?

 投げ銭はその人に頑張って欲しいからなんだよね。俺だったらその人のモチベーションを上げるために使って欲しいと思うし。

 結果的に寄付したとしても、書くべきではないんじゃないの? と思うのよ。

 なんか自分は傷ついたと言うくせに、相手の気持ちは考えない人なのかなと思ってしまったの。

 ファンはそういう人と分かった上でのファンなんだろうけどさ。

 もっと自分に好意的な人の気持ち考えてあげてよって思うの。


 この人はファンを大切にする気がないと思ったのは、楽しみにしていたエッセイを非公開にした時なんだよね。非公開自体は何等かの理由があるんだろうし、作者の自由。

 でもなんか気になったから、コメントを残した。

 その返信を見た時に俺は幻滅した。


 俺に対してはいいのよ。

 純粋なファンではないので。

 でもね、その作品の更新を楽しみにしていただろう人がいるのよ。その方はコメントもされていたし、俺なんかよりもずっとずっと純粋に楽しみにしていたんだろうなと感じていた。

 いつ行っても先にいいねしているしね。

 きっと純粋なファンか、仲良しなんだろうなと思った。


 それなのに、その人をないがしろにするような発言をしたことが許せなかったの。

 確かに一所懸命手間かけて更新しているのにPVが伸びなかったらモチベーションが下がるよね。でも応援してくれた人に一言近況で非公開にする旨を表明しても良かったんじゃないの? 

 俺はそう思うの。

 

 その人を大切にして欲しかった。

 だからあのエッセイにも憤りを感じた。いいよ何が大切でも。

 でも純粋に慕ってくれる人を大切にして欲しいの。

 ネットだから? 顔が見えないから? そんなの関係ないよ。

 俺はDaysで誰かもわからない人に支えられていた。俺はあなたに心から感謝していたんだよ。それがわからないの? って。


 やべ、泣けてきた。


 だから俺は嫌われることを覚悟してコメントを残しに行った。

 ファンを大切にして欲しいって。

 俺のことはいくら嫌っても良いからと。

 恩人に嫌われる覚悟をするってどれほどのことなのかわからないでしょう?

 まあ、ここを読むことは無いと思うけどさ。

 俺も返信があったのかすら知らないし。


 幻滅はした。

 でもほんとに好きだったんだよ。

 だから嫌われる覚悟をして、言いたいことを言う。

 それが俺の愛のカタチです。

 

 愛想を振りまくのはやめて、優しい人になって欲しい。

 あなたは今でも俺の恩人だから。

 届くことは無くても、そう願ってます。


 そしてこのエッセイを読んでくれる全ての人にいつも感謝しています。

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