第45話 凄く複雑な心境を説明したい
この話をするにあたり、先に一つお詫び申し上げたい。
(合っているのか? この文法は)
ある方の俳句のコメント欄にて、
『猫は可愛いだけでなく、怖い』
と記したのですが単純に追われるのが怖いというだけで、猫そのものが怖いわけではないです。
みなさんは、猫に追いかけられるに対してどんな速度を思い浮かべますか?
歩いたり小走りくらいなら俺もそこまでビビらないんですよ。
こっちが全力で走った速度(瞬間的なものなのでそこまで速いとは言えないが)と同じ速度で車を挟んで走ってくるんですよ。
そもそも犬が苦手なんですが、あれも自転車の全力疾走と同じ速度で追いかけられたから恐怖心が芽ばえたわけです。
逃れられないから恐怖を感じるだけで、別に猫自体が怖いわけでも嫌いなわけでもないです。なので気を使わせてしまい、申しわけないなと感じております。
動物が好きか?
と言われたら苦手と答えると思います。理由は、何を考えているのかわからないから。
なのである意味、動いているものは全般苦手と言っても過言ではない。
でも近所の子犬は可愛いです。
帰り道に通るのですが、そちらに視線を向けるたびトコトコ近寄って来るので。大人しいし。
猫には逃げられることはほぼないです。一瞬、逃げるのかなと思ったりもするんだけど、向こうは俺を見ると『なんだ、お前か』とでも言いたげに動くのをやめます。
嫌いと思っている人に近づくと言うのは犬のあれと同じなのかなとか思ったりはする。怖いと感じるとそういう成分が汗に含まれるらしいですね。
犬に対しては確かに恐怖心を感じはする。鳴き声が好きじゃないし。
でも猫に関しては怖いではなく、困るという方が近い。
『家の中までついてきたらどうしよう?』
主にこれかな。
野良猫多いので。
実のところ、動物愛護の団体には全く良いイメージがないです。
人間で考えてみて欲しい。行くところのない少年少女を保護して去勢なんてしますか?
家があるという概念は人間のもの。動物にとっては野良は普通なんですよ。それをダメとするのは人間の都合。
なので愛護だなんだといって人間都合で捕まえて去勢する行為は、俺にとってはおぞましいとしか思えないです。
人間が人間に産まれて良かったと思うのは自由意志が認められているからでしょ?
野外で愛する人と寄り添って生きていたのに、ある日突然拉致されて愛する人と引き裂かれ、去勢されたらどう思います?
そんなことを思うので、あまり良いイメージを持ってない。
本気で動物を守りたいなら人類を滅亡させるしかないと思う。そう考えていないなら、自己都合だし自分に酔っているだけと、思っています。
なので、俺はおぞましいとは思うけれど無力なので言葉にしないことで精神を守っている。
病むでしょ?
真面目に向き合ったら。
誰にだって向き合いたくない現実はある。
あくまでも俺がそう思っているというだけで、そう思えって話ではないです。人それぞれですからね。
前置きも長くなっちゃったけど、複雑な心境のこと。
仕事では状況を見て動くことが好きというか、習慣だったりする。
それは自分のやるべきことかどうかは関係ない。
例えば。
廊下を歩いていると水拭きをしている人がいた。通りがかった時に覗いたバケツの水が真っ黒だったので、お手洗いついでに変えておいた。
こういう人です。
頼まれたからとか好意があるとかではなく、いい人と思われたいからでもなく。
単にその方が効率的だから。
特に礼もいらない。
その分、拭き掃除に時間を使ってくれたらそれでいい。
何の話をしようとしているのかと言うと、『単に協力的で効率重視の部下』と思われたかったのに……大抵そう思われなかったという話。
でも、今の上司は違う。
だから仕事しやすいんだよね。
俺は手が空いているから、勝手に補助作業を通りがかりにやっているだけなんだ。その方が上司は仕事に集中できると思うから。
前の上司は毎回お礼を言ってくれるの。それは俺を人間扱いしてくれているからなんだと思うんだけど。
逆にやり辛いんだよ。
俺のことは忠実な下僕くらいに思ってくれるくらいが、丁度いい。執事でも良いけど。
当たり前と思ってくれていい。
チームワークを重視してるだけなので。この心境、わかってもらえるだろうか?
感謝されたいわけじゃないんだ。
気が利くなと思われるのは嬉しいけど。
そう言えば、上司から気軽にモノを頼まれるようになったよ。やったね!
スマホで打ったので、全体的に分かりづらいかも。申しわけない。
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