第35話 他言語をカッコイイと感じちゃう人々代表

 個人的には英語に惹かれてしまう『他言語をカッコイイと感じちゃう人々』代表です。

 なんでなんだろうね?

 この現象はどんな国の人々にもあるというのは知っている。

 え? みなさんも知っておられる? 


 なので外国人が謎の日本語のシャツを着てカッコイイと感じているのを見て俺たちが笑いをこらえるように、海外の人からみたら何でそんな言葉が好きなんだよと思われているに違いない。


 個人的に好きな言葉たくさんあるんだけど、身近な言葉だったら『I love U』 よりも『Love to U』のほうが好きなんだよね。もちろん意味合いは違うだろうけど。

(身近か? それw)


 とは言え、エッセイや詩のタイトルを英語にしているのは、別にカッコイイとか思っているからではないんです。

 日本語にすると直接的過ぎて差し支えるから。

 例えば完結済みだけど、『君が好きすぎて死にそう』というタイトルがありますね。日本語だと日本人には意味が伝わりすぎてしまう。

 自分の心情は表現したいけど、伝わってほしくはないという複雑な心境の時には英語は便利だなとか思う。

(どんな心境だよwww)

 ちなみに翻訳を使っているので、英語圏の人からしたら変な感じかも知れない。


 以前インスタで翻訳英語はこんな感じだよというのをやっていて、確かにその言い回しは日常会話ではおかしいなと思ったことがある。


 好きなユーチューバーさんがいるんだけどね。三人組で主にアメリカと日本の違いや英語のことに関して配信している方たち。

 その方の配信で、英語の教科書は変だと言う話になったんだよね。

 言われてみれば変だよねと思ったのが。


 I'm a boy.

 もしくは

 I'm a man.


 確かにね、日本での自己紹介でも『私は男です』なんてわざわざ言わないよね?ww

 それをあえていう場合は『ジェンダー的な何かがあるんじゃないか?』と思うよね。って話をしていたんだよね。


 前回も言ったかもしれないけど、日本語は『はにをが』は大切とは言うけれど、日常会話では使わないことの方が多いわけよ。

 ただし、書き言葉には必要だったりする。でもそれはむしろ『はにをが』が増えるからなのよ。主語の決め手のために必要になるってことなの。


 母は僕のシャツを着ている。

 ここでどこがメインなのか。

 母なのか、僕のシャツなのか、着ているなのか。

 日本語は面白いことが出来るので、

・僕のシャツを母は着ている。

・母は着ている僕のシャツを。

 意味的には似ているけれど、ニュアンスは若干変わる。


 なので日本語を習おうとしている外国人に一番最初に教える必要があるのは『日本人は、ニュアンスを大切にしている』ということなのかもしれない。

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