第2話 綺麗なハートが…!!
「ここは、…?どこ?真っ暗だ。
そうだ!不思議なおばあさんからもらった鍵で龍輝の胸の辺りに鍵穴があってそこに鍵を入れたら…」健太はびっくりしてしばらく混乱していた。冷静になって考えると、
「こ、ここは、もしかして龍輝の心の中?
おばあさんの言ってたことはほんとだったんだ…」
少し歩いてみると木箱がぽつんと置いてあった。開けてみると、そこには綺麗なハートのがらすがはいっていた。
健太は「すっげぇ!こんなにきれいなのみたことない!!」と興奮していたが、その中から映し出された、さっきの龍輝をいじめていた光景を。
『おい!泣き虫龍輝!お前みたいなやつみてると腹立つだよ、とっとときえろ!』と健太が龍輝の机を蹴りながらどなっていて龍輝が泣いている光景が映し出された。
その時、すごく綺麗だったガラスのハートが灰色にそまって砕けていた。
「あっ、!さっきまであんなに綺麗なハートが…」
そこで気づいた、〝僕が龍輝をいじめたせいだ、あんなに綺麗なハートがこんな風に僕がしちゃったんだ〟と。
僕は魔法の鍵に願った。〝龍輝に帰ったら必ず謝ります。どうか、どうかこのハートを治してください!〟
すると、鍵から光がでてハートのガラスはさっきの綺麗な姿に戻っていた。
安心していたら、気づけば教室にいた。
目の前の健太は急に現れた健太にびっくりしてまた泣きそうになっていたが、健太は
「ごめん!龍輝、俺お前のこと泣き虫とか言っていじめてた。ほんとにごめんなさい」と頭を下げたんだ、龍輝もびっくりして最初は固まっていたが「いいよ。もうしないでね」と笑ってくれたのだ。
そして健太はその日からいじめをやめてみんなに優しくするようになりました。
心の鍵 crea @IrelandQueen
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます