心の鍵

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第1話 魔法使いのおばあさん

僕はケンカがすこぐ強い小学二年生の高橋 健太だ!

弱いやつを見ると腹が立つ。


今日も弱いやつをいじめて帰ろうとした時、不思議なおばあさんが現れた。


「こんにちは。君は高橋 健太くんだね。」

と、会ったことも無い僕の名前を言い当てた。


学校では知らない人から声をかけられたら、逃げたり周りの人に助けを求める。と教えられていたけど、おばあさんが持っている鍵からどうしても目が離せなかった。


おばあさんは「君に魔法の鍵をあげよう。この鍵は傷ついた人の心を開けて傷ついた心を治すためにあるんだよ。」と言って銀色の鍵を僕に渡してから消えてしまった。


僕は「人の心を開ける?そんなことできるわけないだろ!」と思っていたが

会ったこともないのに僕の名前をいいあてたおばあさんがいうことは本当かもしれない。


本当に傷ついた人の心を空けれるのか試してみようとさっきまでいじめていた、泣き虫の桜井 龍輝くんの心の中を開けることにした。


学校に戻って教室に行くと僕にいじめられて泣いている龍輝くんがいた。

すると龍輝くんの心臓のあたりに鍵穴がみえてそこにこの鍵を入れてみると急にその中に吸い込まれていった。



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