ユズリハの日常

 私——ユズリハには、うるさい弟がいる。普段から喧嘩する仲なのだが、ここ最近は一緒になって勉強していた。

「同じ途を選んだ♪ それだけだった♪ はずなのに~♪」

 近頃人気のアニメ、『葬送のフリー〇ン』のオープニングテーマを歌いながらノートにシャーペンを走らせる。

「私今、カクヨムで『日々のオモシロこばなし』っていうのを書いてるんだよね。身近な人達から聞いたオモシローい話とか、なんか面白いことがあったら書く、みたいな? 今日、ふたつも面白いことあったから書こうと思ってさ」

「え、内容は?」


「それがさぁ、ほんとに全部忘れたんだよね~」


「じゃあ書けんやん」

「おぉ、ナイスツッコミ」

 そういうわけで忘れたので、ごめんなさい。今度からは即メモります……。




 物忘れが激しい毎日→『ユズリハの日常』




ユズリハを年寄りだと思ったそこの読者様。物忘れが激しくても、私は若者です‼ 友達や家族によく「お婆ちゃんみたい」って言われますけど‼)

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