構成について

 本書を書き始めようと思った時に、最初に迷ったのが順番です。

 そういえば、本書で紹介する言語ですが、

 ・英語

 ・中国語

 ・韓国語

 ・スペイン語

 ・フランス語

 ・イタリア語

 ・ドイツ語

 ・ポルトガル語

 ・トルコ語

 ・アラビア語

 ・ペルシア語

 ・ヒンディー語

 ・ロシア語

 ・インドネシア語

 ・ラテン語

 ・エスペラント語

 の計16言語が現在紹介する予定のものです。

 筆者が未熟なものですからまだこの程度しか挙げられませんが、私自身も執筆しながら追加の言語(台湾語・広東語・ギリシャ語・ウクライナ語・アフリカ諸国語など)を学習し、新しく執筆していく所存ですので、本書が完結するのはかなり先になるかもしれません。

 紹介しなければいけない言語はたくさんありますから、構成にも気を遣って、みなさんがカタコトレベルでも『多言語話者』と名乗れるようになるまで読み飽きないようにしたいですね。

 それで順番ですが、最初は『英語』にするべきだと思いました。

 世界で最も話されている言語で、かつ日本と深い関係を持つアメリカ・イギリスで話されている言語です。これを抜きにして現代の言語は語れません。

 ということで次の更新は英語です。


 さて、本書の構成ですが、主に以下の4つのパートに分けて書いていこうと思います。

 ・概説

 ・当該言語と文化の歴史

 ・文法や単語などの基本事項

 ・自作の短編小説を使った練習


①概説

 ここでは各言語やその言語を持つ文化の簡単な説明や、大きな特徴を紹介します。

 注意して読まなければいけないような内容は特にありませんので、急ぎの方(本書を急ぎで読む方がいるかは疑問ですが)だったり、学校の授業中に挟まれる雑談がお好きではないタイプの方は読まずに飛ばしていただいて結構です。

 また、筆者も未熟であることと本書が連載である都合上、読者様からの意見募集やそれに対する返答などのうち、特にみなさまに周知した方が良いと判断したものを最新の概説パートに差し込む予定です。


②言語・文化の歴史

 このパートではその名の通り、当該言語の歴史を紹介します。

 恥ずかしながら歴史学や言語学などについて学位を持っている訳ではございませんので、あくまでシロウトが文献やインターネットで入手できる範囲の知識となることをご了承ください。間違った点や補足点があれば遠慮なくご意見ください。

 また、本書のポリシーはあくまで『言語から歴史や文化を読み取ることの楽しさを伝えること』であり、歴史について紹介することが目的ではありませんので、国そのものについての歴史は割愛することが多いと思われます。


③文法や単語などの基本事項

 このパート以降はいわゆる文法書のようなテイストが生まれてきます。

 本書で脱落する可能性が最も高いのはこのパートでしょう。

 それゆえ私も最大限気を使って、読んでいて眠くならないような構成にしています。一緒に頑張って学びましょう。

 ちなみに、言語に限らず私が個人的にお勧めしている勉強法は、「まず最後まで流し読み」→「順番にゆっくり読む」という読み方です。

 何事も、元から人が学ぶためにはできていません。どの教科書や参考書も、簡単なことをまず最初に教えて、順を追って難しくなるという構成をとっていますが、実際は簡単な部分と難しい部分だって綺麗にグラデーションで繋がっている訳ではありません。第二章くらいで行き詰まった単語が、最終章でサラッと説明されているなんてことはザラにあります。

 本書は前から順番に読んで理解できるような構成にしていますが、やはり筆者も人間ですので完璧に文法事項を簡単な順に分離するのは難しいのです。

 それに、全体像を掴んでから要点を確認していく、というのは実に効率的ですし、まるで原作を知っているアニメを見ているようでたのしいですよ。もちろん一周目から手探りで少しずつ進んでいくのも一興なのですけどね。


 

④自作小説による練習

 このパートでは、それぞれの言語で書かれた小説を読み解くことで、これまで学んできたことを練習できるようにしています。

 問題の小説は自作でして、その言語が使われている文化をもとにしたものとなっています。

 ただ、私もカクヨムで活動している以上は小説家の端くれですから、そこらの文法書の例文よりは読み応えのある文章を書いている自信があります。そこが本書の一番の強みと言っても良いかもしれませんね。某エレンベイカー先生は登場致しませんが。

 もちろん、自分で説明した文法事項のみが登場するように書きます。ただ、慣用句は遠慮せず使いますゆえ、見慣れない表現が登場することもある点はご容赦ください。


 以上が本書の説明です。

 次回から本題に入っていきます。

 よろしくお願いいたします。

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