第4話 4話 初めての街、初めての友達?
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「ヒーヤッハァーッ!!」
「舗装されてない道だと揺れ酷いな。てか、少しは気にして運転しろ!」
ドグサレ外人め。銃や車のハンドル握ると、すぐトリガーハッピー状態になりやがる。
カズマの目が完全に死んでる。
「ごめんレイジ、……………………吐きそっ」
「待てカズマっ! 早まるな」
「ちょっ!? 大変ネ!」
「こっちも大変だわ!!」
見えてきた街を覆う大壁。
だが様子がおかしい。
魔物の群れに、囲まれていた。
そんな中、聞いたことがないであろう異音が響き渡り、人も魔物たちも動きが止まる。
迷彩服着た俺たちが軍用車両・ジープで特効していた。
「イィーハァー! パーリーピーポ!」
ドンッ!!
「「「あっ……」」」
『……………………』
「おい! 今なんか引いたぞ!?」
「ゴブリンだと思う」
「くされ金髪っ! 何年ヲタやってんだ! いいゴブリンだったらどうする!」
「オーマイガァ、ミスっちゃったネ」
車を降りて、引いたゴブリンに近づく。この世界のゴブリンが『人族』としての種族なら、なんとか許してもらわねば。
「ほら~、お前のせいで周りのゴブさんたちめっちゃ睨んでるよ」
「ごめんなさい、すぐに治療しますので」
「アイム・ソーリー、敵じゃないヨ! ラブ&ピースネ!」
カズマが治療すると、ゴブさんたちは困惑。幸いゴブリンにとって、車の特効は軽傷らしく、軽い手当ですんだ。
こちらが敵じゃないと認識してくれたのか、キャッキャキャッキャと喜ぶゴブさんたち。
一緒に肩を組む。
ゴブさんたちと仲良くなる。
完璧。
言語はよくわからんが、ファーストコンタクト成功だ!
「いやいや、そいつら敵だから!」
『(ウンウン)』
冒険者や兵士の男たちにツッコまれた。
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