第8話 嫌な事実
「なんだ、あの豹変」
彼は突然叫び出した彼を見て、いきなりキレた彼を見てヤバイやつがいると思い嫌な顔で言葉を述べたが更に彼らには怒りを感じたらしく、彼らのリーダーらしい人が叫び出した
「魔獣が!人語喋れるなら理解できるな、いや、理解しろ!こっちは毎日毎日毎日毎日毎日毎日お前らくそ魔獣が出たら朝昼夜関係なく命かけて戦ってるんだ、気まぐれで突然くるんじゃねえょ!魔獣があぁぁぁ!しかも人語で喋るな!報告書に何て書けばいい、魔獣が喋ってるっと報告すれば、お前頭が可笑しいのかって思われるだろ!どうしてくれる!なぁ!聞いてるのかクソ魔獣が!」
「は、適当に書けば!こっちだって話しも聞かずにいきなり発砲する、頭の可笑しい奴に言われたくないよ!」
「なんだと魔獣とどう会話しろと!ふざけんな!」
「ふざけんなだと!それはこっちの台詞だ!」
「うるさい、殺れ!」
リーダーらしい人の殺れの言葉と共に振り下ろされた右腕と共に彼にまた発砲をしたが、彼は痛がる素振りもなくまた撃ったなと言いそうな目をしていた、彼の身体には傷1つ無く無傷でいた
『無傷で良かったですね』
「あぁ、そうだな、それよりコイツら着ぐるみ見て魔獣とか集団幻覚でも見てるのか?」
『は、何を言っているのですか』
「いやいや、着ぐるみ見て魔獣とか普通そんなこと言わないでしょ」
『見えてますよ』
「なにが?」
『貴方が』
「何に」
『魔獣に』
「は」
『・・・・・・魔獣に』
「はあああああ!誰が」
『貴方がです、現実を受け入れましょう』
「いやいや着ぐるみにしか見えないから」
頭の中の声と話していると、また発砲をしてきていて自分の置かれた状況に気づいた
「バンバン、バンバンうるさい、こっちは話してるんだよ静かにしろよ!」
「一匹で人語を喋ってる頭の可笑しい魔獣が!誰と喋ってるって!」
『あぁ、そうそう、あの荷馬車を襲ってください』
「はぁ!なにいってんの、バカなの!」
「舐めやがって!魔力の弾丸を撃てぇ!」
またしても無視して逃げもしない彼に腹を立てた彼らは魔力を込めて作られた特殊な弾丸を発砲してきた
「イタ、は、なんで急に痛いんだ」
小石を投げられ当たった痛みを彼は感じていた
『早く荷馬車を襲ってください、逃げるための魔力が貴方は少なく乏しいので荷馬車ある生き物の肝を食べて魔力を回復しなければなりません、さぁ、早く!』
「また、魔力かよ!行けば良いんだろ!」
彼は頭の中の声が示す荷馬車に走り出した、発砲をしていた兵士が動き出した彼に気づき彼を追い掛けるように動き出した
「魔獣が動き出したぞ!追え、追えぇぇぇぇ!」
「「「「うおぉぉぉぉ!」」」」
リーダーらしい人の声と共に部下達も走りだし雄叫びを上げていた
「げっ!追い掛けてきた」
『荷馬車の中に入っている時間はありません、爪で荷馬車の屋根を破壊しましょう』
「そ、そんなことしたら話しを聞いて貰えなくなるんじゃ」
『大丈夫です、彼らははじめから話しなんて聞きませんよ』
「いや、それはわからないんじゃ」
『フン、着ぐるみ装備の機能で常に魔獣に見える能力で彼らには、それはそれは恐ろしい人語を喋る魔獣の狼に見えてますよ、だから無駄な努力ですよ』
頭の中の声は呆れたような声で言葉を淡々と述べてきた
「・・・・・・お前のせいかよ!解除解除その能力解除で!」
『無理です、仕様です、諦めてください』
「クッソーーー!くそ装備がぁ!」
彼は嘆きながら荷馬車の屋根を破壊して、木箱を壊し中から乾燥させた肝を出して右手で掴み上げた
『さあ、噛み付いて食べてください』
「うぇ、まずそ、身体に問題ないか」
『ありません、早く食べてください、魔力が底をつきかけています』
「いただきます、・・・マズ」
肝を食べて表情を歪めているが、回りの人間達にはよだれを垂らし、美味しそうに噛み付いて食べる狼に見えていた
「ヒイィィィ!」
「肝を食べてニヤついてやがる」
「殺される」
「やはり人語を喋れても魔獣は魔獣だな」
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