第7話  あぁ、またか 

彼が着地した場所は街から少し離れ街の横側にある森の入口の中に不時着していた、妖精の彼女にかなりの距離を跳ばされたのは嫌でもわかる、何故なら彼が居た森の中から街は見えなかったからだ




「うわ、ヒトだ、人だ!・・・ん」




彼は人間を確認して喜んで居たが、よく見ると門に並んでいる人を見ると馬車や荷車、人間の格好はザ昔の農民と思われる格好や鎧を着込んだ男や裕福そうな男女の服は派手な色に、成金かと言いそうなデカイ宝石の指輪を嵌めていた、宝石がでかすぎて美しさがかけていると彼は思った




「とにかく、変な格好だけど、外は朝か昼かは分からないが、明るいから魔獣?に間違えられる恐れはないだろし、最後尾に並びに行くか」




彼は街に入る為に列のある所の最後尾に向かい歩き出した




「キャーーー!魔獣よ!」




だが甲高い女性の声で列の人達は騒ぎ出した




「おい、門番!魔獣いるぞ!」




男が叫び、門番が一人門の中に入り慌ただしく騒いで何かを叫んでいた、彼らを見て何故か、彼は胸騒ぎを感じて回りを見ると彼の近くに居た人は離れている、そんな光景を見た彼は顔色を青ざめて昨日の起きた事を思いだし額から汗を流した




「まさか、まさか・・・またなのか」




彼は一番近い質の良さそうな服を着ている男性に顔を向けて視線を男性に向けた




「ヒィィィ!誰か私を助けろ!」




男性は彼に目をつけられたと思い腰を抜かして崩れ落ち、悲鳴を上げて門に顔を向けて偉そうに言葉を述べた




「また、なのか」




と彼は言葉を漏らし呆然としていたが音と共に突然背中から強烈な痛みを感じた




「・・・痛てえぇ!誰だ!」




彼が後に振り返ると、またも音が聞こえた




「誰だ!撃ちやがったな、な!」




彼は驚く、振り返ると10人以上の者が銃口を向けていた




「喋る魔獣だと!最近の魔獣はどうなってやがる!」




「発砲しては後に下がり魔獣を足止めしろ!」




銃を持つ者の一人が一人言の口を叫び、指揮官と思われるものが指示を出し魔獣こと彼から目を離さずに睨んでいた




「なんで」




『着ぐるみ戦闘モードを起動致しますか』




「それより、キズを、傷を治してくれ」




『着ぐるみヒールを使うのですか、それでしたら、また怪我を去れないように、着ぐるみ戦闘モードに入り着ぐるみヒールを使った方がまだ受けなくてすみますよ・・・魔力が持てば』




「また、魔力かよ!」




頭の中の声の言葉に彼はまたかよと呆れた声で言葉を投げかけた




「着ぐるみ戦闘モード!・・・着ぐるみヒール!」




『プッ』




彼が着ぐるみ戦闘モードと叫ぶと頭の中の声は笑ったように声がもれ聞こえた




「いま、笑った!」




『いえ、笑っていませんよ』




「いや、笑っただろ」




『いえ、笑っていません、ただ、なぜ着ぐるみ戦闘モードと叫ぶのか分からなかったもので』




頭の中の声は笑いを堪えるように言葉を述べたが、彼はなんなんだこいつと腹を立てていた




「なっ!必要じゃあなかったのか」




彼は頭の中の声に叫んだ、他を無視して




「テメェ、さっきからなんなんだよくそ魔獣!」




銃を構える指揮官らしき人物が一人言を人語で喋る魔獣に苛立ちと無視されていることのイラつきで叫んだ




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