第22話 能ある鷹は爪を隠す
聖人が立ち去る姿を見つめながら、一人その場に立ちすくむ
「――そうだわ、思い出した!
「
大きな声の呼びかけに、
「そういえば……」
「はぁ……やっと見つけましたよ。僕がお茶
「
「
「えぇ、ちょっと色々あってね。だから
これまでの内容と経緯を
「分かりました。では、それとなく話をしておきますね」
「ありがとう、
淡々としたやり取りを済ませる二人。
✿.。.:*:.。.ꕤ.。.:*:.。.✿【場面転換】✿.。.:*:.。.ꕤ.。.:*:.。.✿
小走りで歩くこと
「――あっ、いたいた。ちょっと待ってよ、
「
ようやく追いつき声をかけ呼びかけるも、その様子は元気なく歩く姿。
「どうしたの元気ないけど、僕で良ければ相談にのるよ」
「大丈夫だから、気にしないでくれ」
「そっかぁ……ところで、さっきの件は聞いたよ。まあ内容からして、それほど悩まなくてもいいんじゃない?」
「はぁー、悩むに決まってるだろ!」
「だっ、だよねー。そうじゃないかと、僕も思ってたんだよ。でもね、
声量に驚きを見せる
「反省? 何のこと言ってんの?」
「いや、だから……そんなにも怒ってなかったよって、言いたいの」
どうやら
「んっ? 何言ってんのか分かんないけど。俺は弁当が食べれなくて、悲しんでるだけだぜ」
「弁当……? なるほど、そういうことね」
事の次第を理解する
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