14.

着いた。

タクシーを降り、足早に望月さんのアパートへと向かった。

ドキドキしてきた。

面と向かって望月さんに本音で向き合うのは初めてだ。

望月さんの俺を見る目がどのように変わるのか、気持ちがどんどん高まっていく。


少し歩くと、右手に明るい青色のアパートが見えてきた。

望月さんの部屋番号は104だ。

アパートに近づき、部屋番号を確認していくと、1番右端にその部屋はあった。

部屋に近づくにつれ、胸の鼓動が信じられないスピードで早まっていく。

と、ちょうど目の前に来たところでドアが開いた。

ドアにぶつかりそうになり、俺は一歩後ずさってから立ち止まった。俺と望月さんの間にドアがあり、彼女の姿が見えない。

「望月さん」

びっくりするほど自然に言葉が出てきた。

ドアが閉まり始めたところで、

目の前に柏田が立っていることが分かった。

「ぅあ!」

ドアが閉まり切る前に俺は柏田の胸ぐらを掴んでいた。

そのまま柏田を引き寄せて顔面に頭突きした。それによって地面へと倒れた柏田に馬乗りになり、今までの憎しみがこもった拳を何度も何度も顔面に浴びせた。既に赤く腫れていた柏田の顔面が暗い青色へと変色していく。あんなに威勢よく俺を罵倒し暴力まで振るっていた上司が今にも死にそうな表情で俺の目の前にいる。テメェさえいなければ俺の社会人生活はここまで地獄じゃなかったはずだ。テメェさえ消えれば俺の人生は輝き始めるんだ。テメェが死んだところで悲しむやつなんかいねぇだろ。死ねよ。早く、さっさと死ねよ!

俺は柏田の髪の毛を掴み、思いっきりアパートの壁に打ちつけた。何度も何度も打ちつけ、明るい青色の壁を暗い赤色に染めていった。柏田はちっとも抵抗してこない。もう死んでるんじゃないかと思うくらいに動かない。俺は柏田の顔面を思いっきり地面に打ちつけた。

ブシュッ

ドマトが潰れたような音がし、柏田の額から赤黒い血が流れ始めた。

まだ死んでないかもしれない。

そう思って柏田の頭を何度も何度も踏みつけた。

プシュッ

プシュッ

プシュッ

踏みつける度に少量の血が飛び散った。

まだ足りねんじゃねぇか。

そう思い、104のドアを開け、柏田の頭を扉と入り口の間に投げ込んだ。ピクリともしない柏田。そのまま何度もドアを閉め、柏田の頭を潰し続けた。

ブシュッ!

ブシュッ!

ブシュッ!

どこかのアート作品のように壁に血が飛び散っていった。

と、視線を感じ、前を見ると、裸の望月さんが立っていた。

顔面蒼白で潰れた柏田の顔を見つめる望月さん。

「見るなぁ!」

俺は叫んでいた。

「俺だけを見ろ!俺だけで十分だ!これからはお前と俺だけで生きていくんだぁ!」

未だに柏田を見つめ続けている望月さん。死んでもなお柏田を取るのか君は。目の前で生きている俺よりも死んだ柏田なのかよ。

うああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

俺は土足で部屋に上がり込んで思いっきり望月さんの顔面を掴んだ。力づくで顔を俺に向け、固定した。一瞬目が合ったもののすぐに逸らす望月さん。

なんなんだよ、、、

そんなに俺が嫌なのかよ、、、

両手で顔を固定したまま、指で目玉の周りを抑えつけた。目を逸らせば逸らすほど抑えつける力を強めた。

「オレを見ろよぉ!!!!!!!!!!」

喉の奥から気持ちが溢れ出てきた。

やっと目が合った。

少し安心し、肩から力が抜けた。その瞬間金玉に固い骨がめり込んできた。

俺は反射的に蹲り、その拍子に両手を離してしまった。

「ああああああああ!!!!!!」

叫ぶ望月さんに、今度は俺が頭を両手で掴まれ、顔面に膝蹴りを3発喰らった。3発目で一瞬目の前が真っ白になり、意識が戻った時には仰向けの状態で拳の嵐を浴びせられていた。いくら受けても次が飛んできて、このままだと完全にブラックアウトしてしまいそうだ、、

ん?

朦朧とする意識の中で、微かに声が聞こえる。

「、ね、、か、る」

ん?残り少ない力を振り絞って聞くと、

「しねきもかえる」

死ねキモカエル?俺のことか?

どん!

どん!

さらに2発拳が飛んできた。

視界がもう通常の半分しかない。

望月さんは俺に死んで欲しいのか、、、

望月さんにとって俺は気持ち悪いカエルに過ぎないのか、、、

どん!

額に拳が直撃し、脳内の靄がさらに広がっていく。

息を荒げながら俺を睨みつけてくる望月さん。

「まだ死なねぇのか?こっち見んなよ」

再び俺の頭を両手で掴み、今度はもの凄い力で床に打ちつけてくる。

後頭部にとてつもない衝撃が走り、もうまともに思考できない、、、

ドン!

ドン!

ドン!

殺される。

俺はありったけの力でとにかく彼女を自分から遠ざけようとした。両手で顔や肩、腕を掴んだり押したりを繰り返した。しかしそれでも俺の後頭部は床に打ちつけられ続け、いよいよ両手に力が入らなくてなってきた。

ドン!

・・・・・

ドン!

・・・・・

ドン!

「っあ!」

俺は咄嗟の判断で脚を思いっきり上げて望月さんの胸の前に持ってくると、そのまま思いっきり脚を下げた。その勢いで今度は彼女が床に打ちつけられ、反対に俺が彼女の上に馬乗りになった。助かった。瞼は閉じかけ,顔面と後頭部には激痛が走り、口内には血が溜まっている。依然として意識も朦朧としている。あと何回か後頭部を打ちつけられていたら、俺は本当に死んでいただろう。

「放せぇ!!!」

腕と脚を使って激しく抵抗してくる。

俺は子宮目掛けて思いっきり腹を殴った。

すると一瞬動きが止まった。

俺はすかさず何度も何度も腹を殴った。

苦悶の表情を浮かべているのを確認し、両手で彼女の頭を掴んで頭突きした。そのまま後頭部を床に打ちつける彼女。俺はすかさず立ち上がり、子宮目掛けて腹を何度も踏んづけた。カカトで徹底的に子宮を潰した。

かけがえのないものを失ったような、そんな呻き声を上げて横を向く望月さん。一生懸命に子宮を押さえている。俺はそのまま彼女の子宮に蹴りを3発入れた。

「、、、ぅぅぅ、、、、」

目を閉じ、苦悶の表情を浮かべながら蹲る彼女。

俺は望月さんの肩を軽く蹴り、仰向けにした。

まだ意識はボンヤリしているが、彼女が一旦抵抗できない状態になったことが分かった。乱れた息を整え、

「なんでここまでさせたんだ」

言いいながら会議室Aから俺を睨みつけていた望月さんが脳裏に浮かんだ。

「いや、ここまでされたいということなのか。柏田ともそうだったもんな。レイプされて燃え上がったんだもんなぁ!!!」

俺は望月さんの胸ぐらを掴み、思いっきり顔を近づけていた。

「じゃあこれでいいな?な?これで満足だろ?これで俺のオンナになりたくなっただろ?なー?なー!?」

ちっとも返事しない望月さん。ずっと苦悶の表情を浮かべたままだ。

バシッ!

思いっきり望月さんの顔面を殴った。

「なー?どうなんだよぉ!?」

ゆっくりと俺に目線を合わせ、思いっきり唾を吐きつけてくる望月さん。そのまま思いっきり睨みつけてくる。

まだ足りないようだ。

俺は思いっきり彼女の頭を床に打ちつけ、そのままケツを彼女の顔の上に乗せた。抵抗できないよう、ケツに全体重をかけた。

「ぅぅぅ、ぅぅぅ」

またしても手足をバタつかせながら苦しそうな声を上げる望月さん。

「黙ってろよ」

俺は拳をトンカチに見立てて、そのまま彼女の子宮に振り下ろした。彼女の動きが止まるまで、何度も何度も振り下ろした。

パン!

パン!

パン!

望月さんの手足が上がらなくなった。

ここで俺は少しケツを上げ、ケツが丸々出るまでズボンとパンツを同時に下ろした。そこからちょうど彼女の鼻がケツの真ん中に来るように彼女の顔面にケツを乗せた。

望月さんの程よく尖った鼻先とそこから漏れる生暖かい息が尻内に入り込んでくる。

あ〜。

これだ。

これが欲しかった。

この感覚が死ぬほど欲しかった。

さらにケツの下に望月さんがいることが興奮をさらなる高みへと導いてくれる。

股間周りがキツくなり、俺はそのままの姿勢でズボンとパンツを膝上まで下ろした。

しっかりと愚息を握りながらケツを円を描くように動かしてみた。望月さんの程よく尖った鼻先の感触がケツ中に広がっていき、愚息がどんどん強度を増していく。勝手に高まっていく彼をいざなうように俺は手を激しく上下に動かした。

気持ちいい。

完全体になった気分だ。

やっぱり俺と京香はこうやって繋がるべきだったんだ。

「これでいいんだよな京香?このくらい強引なのがいいんだよな?このくらい支配された方が興奮するんだよな?」

下を向きながら少しケツを上下に動かしてみる。

「ぅぅぅ、ぅぅぅ」

激しい鼻息と共に苦しい声が聞こえてきた。思わず笑顔がこぼれた。

「奇遇だね。俺もこのくらい支配しないと気が済まないんだよ」

俺はさらにケツを上下に動かした。

「俺ら相性ピッタリじゃねぇか」

ケツの動きと愚息のしごきがどんどん激しくなっていく。

便意、射精感ともにピークに達しそうだ。

と、腰にひんやりとした感覚が走る。京香が両手で俺の腰を掴んできたのだ。しかしそれらに力はなく、ただただ俺の腰を冷やしているに過ぎなかった。動きそのものに可愛らしさを感じ、またしても笑顔がこぼれた。

「ビックリした~、ヒンヤリするだろう~。自分からも動きたくなったのか?」

「ぅぅぅ、ぅぅぅ」

こもった声と共にケツの中で鼻が横に動くのを感じる。また腰に置かれている手の指たちも一斉に腰に打ちつけられた。

京香も興奮してきたようだ。

俺のケツの動きと愚息のしごきも最高潮に達する勢いだ。

「ううう、ううう」

京香の吐息がケツ中に広がり、声もより大きく、手指たちもより激しく腰に打ち付けられていく。

「あ、もういく、京香ぁ、もうイク!」

そう言い終わると同時に俺は思いっきり脱糞した。そして立ち上がって京香の方を向くと、彼女の顔面目掛けて思いっきり射精した。

「あああああーーーーーーーーーー!!!!!!」

あまりの快感に胸の奥から声が溢れ出てきた。

激しく乱れた呼吸を整えながら、目の前に広がる絶景を楽しんだ。

最高潮に興奮していたこともあり、えげつない量の便がかかっている。。あまりの量に京香の顔面から床に零れ落ちているほどだ。そしてその上に真っ白い精子がふんだんにかかっている。

心満たされ、俺はそのまま床に崩れ落ちてしまった。


意識が戻ると周りがザワついていた。

何人かの人の気配を感じる。

低い男性の声が聞こえるが、全く話の内容が入ってこない。

目を開くと天井が見えた。仰向けのまま意識を失っていたらしい。体が重い。首だけを動かして京香の方を見ると、京香の前に警察の制服を着た男2人が立っていた。

うん?警察が来てる?

ドアの方からも気配を感じる。見ると、主婦と思われる数人の女性がこちらの方を覗き込んでいる。その少し前に大きなビニール袋が敷いてあり、真ん中らへんが人形になっている。柏田だろう。

「っあ、起きた!起きました!」

一人の女性が声高に叫んだ。

それを受けて、2人の警察官が同時に俺の方を振り向いた。俺の方に近づいてくる。

彼らが近づいてきたことで出来た隙間から京香の顔を見ると、意識を失う前と全く同じ状況だった。ピクリとも動いていない。今までずっとあの状態だったのか?

「おい京香、大丈夫か?おい京香!」

全く反応がない。急激にアドレナリンが体内を周り、俺は一気に起き上がった。

「荒田好美さんですね」

俺が起き上がると同時に片方の警察官が俺の目の前に中腰になった。

一人が目の前で中腰になり、もう1人にはその横に立たれ、俺は京香の元に行きたくても行けなくなってしまった。

焦りとイラ立ちで中腰の方を睨みつけると、冷静だが迫力のある表情で目線を合わされた。

「荒田好美さんですね」

これまで感じたことのない迫力に押され、込み上げてきた言葉を一瞬飲み込んでしまった。頷くだけで精一杯だった。

「第一目撃者ということで署までご同行願えますか」

もう勘づかれているのだろう、同行したらもう二度と戻って来れない雰囲気が視線から滲み出ている。

でも、まぁいいのか?

ようやく京香が俺の女になったのだ。それ以上のことは何一つ要らない。彼女は俺の大便と精子まで受け入れてくれたのだ。唯一やり残したこととしては、京香に「好美の、たっくさんかけられちゃった」と恥ずかしそうに言われることだ。そうだ。それなしに同行なんかできない。

「嫌です」

中腰の眼光が一層強くなった。

俺はその眼光をしっかり直視して言った。

「彼女から言われないといけないことがあるんです。それを聞くまでは断じて同行なんてできません」

今度は立ってる方が腕を組みながら首を捻った。

「そうなると一生ここにいることになりますね」

は?見上げると、

「彼女、亡くなられてるんですよ」

「我々が来た時には既に息を引き取られていました」

中腰がつけ加えた。

・・・・・

言葉が出なかった。

望月京香が亡くなった?死んだというのか?

ついさっきまで俺と一緒に興奮していた京香が?

中腰が立ち上がり、俺から京香の死体が見えるように横にズレた。さっきと同じように、京香はピクリとも動かない。

「おい京香、寝てんのか?冗談じゃないだろうな。全っ然面白くねぇから。早く白状しろよ。おい京香、京香!」

俺は立ち上がり、一目散に京香の前に膝をついた。

「おい京香!!京香ぁ!!!!!!!」

京香の顔面を覆っている大便と精子を手で払い落し、

「少しやり過ぎたか?うん?ちょっと量多すぎたか?次はもっと少なくするからさ、頼むから、目覚ましてくれよ!!!!」

俺は泣き叫びながら京香の顔を両手で掴んだ。

「京香ぁ!!!!!!!!!まだこれからじゃねぇかよ!!!!!!!やっとここまで来たのに、何で、、、、、、、何で目を開けないんだよぉ!!!!!!!!!!!

望月京香ぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

自分のクソと精子にまみれながら京香の額に頭をくっつけ、俺は叫び続けた。

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