13.
思いっきり京香ちゃんを床に投げつけた。
「お前は私に痛めつけられたくないのか!?!?」
腹の底からドス黒い衝動がとてつもないスピードで湧き上がってくる。俺がコイツの汚い部分を全部受け入れるだと?聞いてねぇぞそんなこと!お前は俺に支配されたくて会議室で仕掛けてきたんじゃねーのかよ!お前の家にあげたんじゃねーのかよ!俺は衝動が求めるがままにクソアマの服を引き剥がした。ギャーギャー言いながら抵抗してくるクソアマの目ん玉の間に拳を3発お見舞いしてやった。床に頭が叩きつけられ、ようやく大人しくなった。下着姿で大人しくしている彼女はやはり最っ高にいい女だ。ブラジャーを引きちぎり、パンツを力ずくで脱がした。床に落ちてるベルトを掴み、うつ伏せにひっくり返した。頭がわずかに動いている。ちょうど良い。少しは意識があってもらわないと困る。蹂躙されているのを肌で感じてもらいたい。痛みに悶えるその表情に支配している実感が湧いてくるのだ。
ペッッシッッ!!!!!
持てる力全てを使ってクソアマのケツにベルトを叩きつけた。身体がピクッと反応してやがる。あそこまで俺の胸ぐらを掴むなり何なりしときながら結局感じやがって。やっぱり俺に痛めつけられたいんじゃないかあ!
ペッッシッッ!!!!!
もうケツが真っ赤に腫れている。
「言えよ、本当は俺に痛めつけられたいんだろ!?言えよ!さっさと言えよ!!!感じてんだろ!!!」
両手を床につけて立ち上がろうとするクソアマ。
それを見て胸に淋しさが広がり始めた。
「クッソアマ!」
俺はその弱々しい腕を蹴り飛ばした。
形容不能な呻き声を上げるクソアマ。
それでももう片方の腕に力を入れ続けているクソアマ。
ぷるぷると腕を震わせながら立ち上がろうとする様はこの上なく悲しい。逃れたいけど逃れられない地獄。彼女が全身でそう語っているかのようだった。
そこまでして俺から逃れたいのか、、、
そんな考えがふと頭に浮かんだ。
さっき蹴り飛ばした腕を再度上げ始めるクソアマ。
こんな奴初めてだ。
これまで毎度手を縛り上げていたからか。
こんなにも女は抵抗してくるものなのか。
今日の俺は全くもって痛めつけられている実感がない。
何だか悲しくなってきた。
彼女の汚い部分を全て受け入れる。
そんな道もあるのか。
その道を通りさえすれば、彼女は俺に進んで向かってきて来れるのか。
両腕に加えて両足も使って起き上がり始めるクソアマ。
あれこれ考えていると、急に何も出来なくなってしまった。悔しさでベルトをギュッと握りしめた。
遂に中腰になり、両手を膝に置いた状態で息を荒げる彼女。ゆっくりと俺の方を振り返り、
「でてけ」
目と目の間が赤く腫れあがり、表情も完全に疲れ切っている。
「さっさとでてけ!」
途端に彼女が全くもって手の届かない、どうあがいても触れられない存在に感じられた。
「でてけっつってんだあ!」
何も言い返せず、何も出来ず、俺はベルトを離してリビングを出た。
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