【番外編1】ミコトの珍しい休日(途中まで掲載)
とある休日。私は午前8時に起床した。
普段の休みは日頃の疲れを癒すため昼過ぎまで寝ている私がだ。
いつもなら二度寝を決め込むところだが特に眠たいとも感じず、眠ってしまうのがもったいないと思った。
空腹も感じる。ここは優雅にモーニングを食べに出かけようじゃないか。ついでにきちんと化粧もしよう。好きな服に着替えていこう。
私は結構オシャレが好きで、かっこいいファッションが好きだ。
まぁバイト先は某衣料量販店で買った安いTシャツと黒いスキニーと適当なスニーカーで行くため、おしゃれをする機会はほとんど無いのだが。
ピアスもあけていて、右耳は耳たぶに3つと軟骨に2つ、左耳には耳たぶに3つと軟骨に3つ開けている。
職場がピアスNGのため、普段は穴が塞がらないように透明なものをつけている。こちらも飾る機会はほとんどない。
こんな休みの日でもないと袖を通す機会のない服達を着たい。
私はクローゼットを漁り今日のコーディネートを考える。色々悩んだ末、ゆったりとしているけど丈が短いトレーナーとレザー生地のタイトなミニスカートとを取り出して身につけた。
この組み合わせなら厚底のスニーカーが似合うだろうか。
髪を整えつつ。化粧もしようと思い立つ。普段は日焼け止めを塗って、眉を描いて終わりだけど。
普段はほとんど使わないためメイクボックスの底に行ってしまったきらきらのアイシャドウを取り出して化粧をしていく。
化粧が終わったらアクセサリーを選ぶ。
軟骨から耳たぶにチェーンがついたものを選んで着けた。私の動きに合わせてしゃらしゃら揺れて心が踊らされる。
指には細身なリングを幾つかつけて、玄関に向かう。
ミミィに声をかけて、カバンに入れて家を出た。
今日は私が一番好きな見た目の私だ。
(続きはサポーター様限定ノートに掲載しています。)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます