おかしなおかしな教師近藤
柿井優嬉
プロローグ
むかしむかしあるところに、ではなく、現代のある中学校に、教師をしている近藤という男がいました。
彼は、年齢は四十代の半ばくらいで、横で分けてきっちり整えられた髪に、おしゃれなポイントが一つもない地味なメガネ、そして模様は一切なく、抑えた色合いのネクタイとスーツ姿の、昔ながらの典型的な日本のサラリーマン、もっと言うなら、メガネのフレームだけで実際の目は描かれずに省略されてしまっている、漫画の脇役のさらに脇にいるキャラクターといった、すこぶる薄い印象の容姿です。
しかし、それとは対極を成すと表現できるほど、言動はハチャメチャなのです。
彼のハチャメチャぶりがどのようなものか、この教師近藤の風変わりな日々を、これから紹介いたします。
それでは、とくとご覧ください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます