本作は職場が舞台になっており、男性主人公のお仕事物と表現できると思います。結婚式を手がける会社ということもあってか、男は主人公ばかりです。主人公はその方面では超がつくほどの有名人にも関わらず、何とも肩身がせまそうです。ですが、どんな属性や肩書きを持っていたとしても、見てくれる人はいるのだと思わされます。
執筆時現在、本作は連載中です。どんな結末を迎えるのかわたしには見当もつきませんが、タイトルに込められた思いがいずれ明らかになるだろうかと、期待にむねが膨らみます。
本作からはどちらかといえば女性向けの印象を受けています。とは言うものの、わたしが楽しめている時点で、男性でも不都合はないと言えましょう。
作者様は、執筆時現在3作品公開されているようですが、いずれも楽しく拝読しました。他ならぬその事実が、文章力の高さを証明しているように思えます。