第2話

血の気がさっと引いていく。

まもなく、ドアが閉まります。という無機質なアナウンスと共に乗り込んできたのはすべて中年の男ばかりだった。

「おつかれー。結構よさそうなコじゃん。」

そう言うと、男達は徹を取り囲み、一斉に手を伸ばしてきた。

「ひっ……嫌っ……!!」

抵抗もむなしく、あっけなくズボンを脱がされ、下半身が露わになる。

「あれ?ちょっと勃ってるじゃん。期待してんの?」

「うぅ……」

突然の出来事に緊張したせいか、そこは意に反して緩く勃ち上がっていた。徹は羞恥に耐えきれず顔を背けたが、

「はい、こっち向いて。ちゃんと見ないとダメでしょ。」

と言われ、無理やり正面を向かせられる。

「ほら、よく見てごらん。これが君の中に入るんだよ。」

そう言われて、徹は改めて自分の中に入れられようとしているものをまじまじと見る。

「無理に決まってんだろっ………!」

「大丈夫だって。入るよ。」

そう言いながら、男は徹の尻穴にローションを垂らすと、その指をゆっくりと挿入し始めた。

「ひゃっ……!?」

今まで感じたことの無い異物感に徹は悲鳴を上げる。

「ほら、入った。すごいよ、どんどん飲み込んでいく。」

「やっ……抜けっ……!」

「ん~、まだ一本しか入ってないから全然だめだなぁ。もう一本入れてみるよ。」

「痛っ……!やめろっ……!」

「えぇ~、そんなこと言わずに頑張ってよ。僕たちみんな徹くんのためにわざわざ時間割いて来てあげたんだからさ。」

「そうだぞ~、俺たちの楽しみ奪わないでくれよ。」

「……っ!やめろっ…!お前ら殺してやる…っ。」

なけなしの力を振り絞って徹は男を睨みつける。が、

「怖いなあ。でもこんな状況で凄まれても説得力ないよ。」

そう言って男は2本目をねじ込んだ。

「んぐっ!ふっ……うっ……!!」

あまりの痛みに徹は涙目になりながら必死に声を押し殺す。

「おぉ、すげえ締め付けてくる。早く入れたいな~。」

「はいは~い、順番だよ~。」

「早くしろよー。」

周りの男たちが口々に呟く。

「よし、そろそろいいかな。」

「うん、十分ほぐれたしね。」

「じゃあ、次は俺の番な。」

「あ、ずるい。次俺だから。」

「はいはい、わかったから。」

徹は恐怖で震えていた。これから何をされるのか、想像もしたくない。

「じゃあ、行くよ。」

「やめろっ!!やめてくれっ!!」

徹は必死に懇願する。しかし、当然聞き入れられるはずもなく、男のモノが一気に突き立てられた。

「あああっ…!やぁ、やめろっ…!」

徹は泣き叫ぶ。

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