第7話 女3人、更衣室で戯れる

 あたしは今日のバイト・満里奈ちゃんと恋ちゃんは見学を終えたので、後は更衣室で着替えて帰るだけだ。


一緒に入ってから、それぞれのロッカーに向かう。…ふぅ、このバイトは楽しいけど肉体労働中心だから疲れるね。


早速Tシャツを脱いで着替え始めようとすると…。


「今日の紗香はシンプルな白ブラか~」

満里奈ちゃんが熱い視線を注いでくる。


…恋ちゃんもしっかり見てくるな~。あたしも見たくなるじゃん♡


「2人も見せてよ」


「わかってるって。ね? 恋?」


「うん…」


言葉通り、2人もすぐ脱ぎ出した。満里奈ちゃんは無地の黒ブラ・恋ちゃんはピンクのブラか。恋ちゃんのはフリルとかが付いてて可愛らしいな~。


ブラ越しで見る限り、胸の大きさは恋ちゃん>あたし>満里奈ちゃんだね。


「恋の下着はさっき着替える時に見たからさ。先に着替えを済ませた紗香の下着が気になったって訳」


「なるほどね」


2人に見られるとわかっていたら、ちゃんと下着を選んだのに…。今日は体育がないから油断したよ。


「着替えの時に満里奈と話したんだけど…」

そう言って、恋ちゃんはあたしの後ろに移動する。


なになに? 何する気なの?


「今日のお礼とさやちゃんの疲れを取るために、今から気持ち良くしてあげる♡」

恋ちゃんはいきなりあたしの耳元に息を吹きかけてきた。


「ひゃあ!?」

最近こういうプレイしてないから敏感になってるよ…。


「今の紗香可愛いな~♡ 私もちょっとだけ…」

満里奈ちゃんはあたしのズボンの上から、をクリクリする。


「さっき恋が言った通り軽めにするから安心して。やりすぎると疲れを取るどころか増えちゃうからね」



 あたしは今、前後同時に責められている。後ろの恋ちゃんは首筋をなめたり耳を甘噛みしてくる。自慰では味わえない責めだから、気分は最高潮♡


一方、満里奈ちゃんは変わらずズボンの上からクリクリしてくる。直接のほうが気持ち良いのは言うまでもないけど、さっき言った通り軽めにしてるみたいだね。


「すごく気持ち良いよ、2人とも♡」


「良かった♡ ね、満里奈?」


「そうだね。は3人で貸し切り温泉に入った時かな♡」


どうやら千春さんから一通りの事を聴いたみたい。


「……よし、今日はここまで!」


満里奈ちゃんの宣言に合わせ、恋ちゃんも責めを止める。本当に気持ち良いから、もっと責めて欲しいのに…。


「紗香、これからも3人で楽しめる時はいっぱいあるよ」


「それはわかってるけどさ…」

消化不良なのは否めない。


「いつまでもここに長居してると迷惑だろうし、さっさと着替えるよ」


満里奈ちゃんが本当に着替え始めたので、あたしと恋ちゃんもすぐ着替える。


着替え終わって準備を終えた後、あたし達は更衣室を出た。



 「楽しめたみたいね、紗香ちゃん♪」


更衣室を出て早々、嬉しそうな千春さんが声をかけてきた。


「もしかして聞こえてた?」


「ううん♪ 私が聞き耳を立ててただけ♪」


何でそんな事したんだろう?


「2人からなんとなく百合の雰囲気を感じたの♪ だから最初に着替えてもらう時にも聞き耳を立ててたんだけど、その時もイチャイチャしててね♪」


満里奈ちゃんがさっき「着替える時に恋の下着を見た」って言ってたっけ。その時の事になるのか…。


「そんな2人が紗香ちゃんと一緒に着替え始めるのよ? 何か起こると期待しちゃうでしょ?」


「期待なの?」


「ええ♪ 私も少しだけ、そういうのに興味あるの♪ 千夏ちゃんは全然だけど…」


千夏さんは「玲のチ〇ポが一番!」とか言うんだろうな~。


「…って、私と紗香ちゃんだけでおしゃべりしてごめんね」

千春さんは満里奈ちゃんと恋ちゃんを見て軽く謝った。


「いえ、気にしないで下さい」


満里奈ちゃんの返答に、恋ちゃんが頷く。


「百合岸さんって、更衣室では普通に話してたわよね? 私が相手だと緊張しちゃうのかな…」


「す…すみません。何とかしたいとは思ってるんですが…」


しょんぼりする千春さんに、一生懸命話す恋ちゃん。あたしも応援してるよ!


「良かったら、これからも来てくれると嬉しいわ♪ お客さんとしてでも良いし、遊びに来てくれるだけでも大歓迎だから♪」


「はい。そうさせてもらいます!」


「わたしも満里奈と同じ気持ちです…」


「ありがとう♪ みんな、気を付けて帰るのよ♪」


「わかってるって。じゃあね、千春さん」


あたし達は千春さんに挨拶を済ませた後、スタッフルームを出る。



 受付に千夏さんがいないので、難なく受付の外側に出れたあたし達。千夏さんは人は違えど、開けたスペースでお客さんとおしゃべり中だ。


あれも仕事の一環だし、声かけなくて良いや。あたし達は銭湯『千夏と千春』を後にする。

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