第21話 昔話をしてみたら
そんな話を軽ーくしてみたら、なんとも言いがたい表情を浮かべていたルルさんは言った
「何というか、壮大な話しのようで曖昧だね。話の肝が抜けてるよ。あんたと、その森の英雄が何で知り合いなのかとか、ライとの関係さ。」
そう聞かれて少し考えて話し始めた。
「うーん最初に合ったときは英霊殿に追いかけ回されてね。知らず知らずに森の中心部まで入り込んで激怒されてね。しかも上空からいけば?見つからないのに、好奇心で森の中をフヨフヨしてね。」
私の話しに何とも言えない表情を浮かべていたライが何かに気づいたのか聞いてきた。
「追いかけ回して?いたのですか?森と同化しているのではないのですか?」
その質問に私はなんて答えたものかと、思案していると坊ちゃんも、聞いてきた。
「聞いていると個人意識が残っているのかな?と思えてきてねと。」
「森と同化というよりは、森そのものだよね難しいね。森の意思と言ったら良いかな、よい説明が浮かばないよ。で、追いかけ回されていたのは私が怪しいからかな?」
そう言った私にルルさんは呆れたように
「あからさまに、怪しいよあんたは。」
そう言ったルルさんに疑問をもったのかサリーさんが聞いてきた
「あの…私は姿が見えないからその怪しさがわからないのですが。声は小さくしか聞こえなくて…」
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