第16話みんなでお話ししましょ4

ルルさんと、私は顔を見合わせて笑った。そして自己紹介をしてみた

「どうも始めまして、ロルカと、ルルさんの古い友人です。幽霊と言うか、ある事故のせいで、霊体だけになってしまってね。魔物では無いから安心してね。」

と、少し大きめの声で自己紹介をしてみた。サリーさんはやはり少し驚いた様子だったが、ルルさんはうるさそうに顔をしかめた。

「少し声が大きいよ!」

そう言われたが聞こえなければいけないからと、言い返そうとしたらロルカが話題を戻すように話し始めた。

「それより英霊って何?」

「え、そこ!本当にしらないよう私は。」

私は反射的に言ったら、ライが情けなさそうな表情で頭を掻きながら、話し始めた。 

「多分英霊様は、覚えていらっしゃらないと思います!俺がまだ小さい頃ななので。昔森で迷っていたら助けてもらったんです、幼馴染みと。」

 そう言ったライはいきなり謝罪し始めた。

「二回目に会った時は助けてもらった時のお礼を言い忘れてしまって、すいませんでした。」

と言って頭を下げた。私は慌ててライに、言った

「いやいや、そんなこちらも忘れていたんだから気にしないで。」

 そう言ったらライはホッとしたように頭を上げて言った。

「ありがとうございます。昔迷った時どうしようと、泣いていたらあなたの光が見えて声が響いて聞こえたんです。」

ライは笑いながら話し始めた。



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