第14話 みんなでお話ししましょ2
「ライは私がはっきり見えないみたいでね、声は聞こえるみたいだけど、見るのは光って見えるみたいでね。」
そう話していると、外から足音が聞こえた。二人分の足音だった。
「来たみたいだね近くに居たのかな?二人共。」
そう言ってロルカが言うと同時に扉が叩かれ、声が聞こえた。
「俺だ伝言鳥に呼ばれたから来たぞ!あと丁度サリーも近くに一緒に来た。入った良いか?」
「ああ、入ってくれ。」
扉が開き筋肉質で体が大きな金髪で短髪の男性と、小柄だがかっちりした体型の髪を結い上げた女性が入って来た。二人共に30才よりは上の年齢だろうがやや年齢不詳気味だ。
「ライ、サリー忙しいのに来てもらってすまない。少し話したい事が出来てね。」
ロルカはそう話し始めて、私に手招きをした。私は扉とは反対の壁にひっそりとルルさんと立っていた。
「誰かいるのですか?」
とサリーと呼ばれた女性が振り向き目を見開いた。その表情を見てライがやや警戒態勢で振り返り私を見て目を見開いた。だが見ている視線の先が二人共に違った。
どうも、サリーと呼ばれた女性はルルさんを見て、ライは私を見ているようだった。
そしてゆっくり視線を外して、それぞれが話し始めた。
「ルル様と会えるなんて最近はゆっくり会う事が出来なかったか嬉しく思います。」
「お久しぶりです!英霊様!相変わらず光ってらっしゃる。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます