第14話 みんなでお話ししましょ2

 「ライは私がはっきり見えないみたいでね、声は聞こえるみたいだけど、見るのは光って見えるみたいでね。」

そう話していると、外から足音が聞こえた。二人分の足音だった。

「来たみたいだね近くに居たのかな?二人共。」

 そう言ってロルカが言うと同時に扉が叩かれ、声が聞こえた。

「俺だ伝言鳥に呼ばれたから来たぞ!あと丁度サリーも近くに一緒に来た。入った良いか?」

 「ああ、入ってくれ。」

扉が開き筋肉質で体が大きな金髪で短髪の男性と、小柄だがかっちりした体型の髪を結い上げた女性が入って来た。二人共に30才よりは上の年齢だろうがやや年齢不詳気味だ。

 「ライ、サリー忙しいのに来てもらってすまない。少し話したい事が出来てね。」

 ロルカはそう話し始めて、私に手招きをした。私は扉とは反対の壁にひっそりとルルさんと立っていた。

「誰かいるのですか?」

とサリーと呼ばれた女性が振り向き目を見開いた。その表情を見てライがやや警戒態勢で振り返り私を見て目を見開いた。だが見ている視線の先が二人共に違った。

 どうも、サリーと呼ばれた女性はルルさんを見て、ライは私を見ているようだった。

 そしてゆっくり視線を外して、それぞれが話し始めた。

「ルル様と会えるなんて最近はゆっくり会う事が出来なかったか嬉しく思います。」

「お久しぶりです!英霊様!相変わらず光ってらっしゃる。」

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