第12話坊ちゃん〔ロルカ〕とお話ししましょ3

 「明け透けに話すね。これから聞こうと思ってたんだけど。」

 そう言った私にロルカは笑いながら「多分ルルに話しを聞いたのかなと、思って。」

「あたりだよルルさんも悩んでいたからね。もどかしいよね貴族絡みだとはわかるけど、判断に迷うよね。」

 そう言った私にルルさんを抱き上げて、撫でながら視線を合わせた。

「難しいね、貴族とは関わらないようにしてたから予測が着かないよね、一般市民はさ」

そう言った後、薄く笑った。

 私は先ほどルルさんに言った事をロルカに説明してみた。私が花火にびっくりしたと話したら、笑って言った。

「ありがとう、確かにありそうな話しだよね。後は共同経営している友人と話してみるよ!あ、でも友人は魔術師だから君の事がわかるかも!紹介してもいいかな?」

私も笑って頷きながら

「う~ん姿が見えるだけなら怖がるかな?はっきり姿が見えない方が恐くないかな?声が聞こえるといいけど…はっきり声が聞こえると怖いかな?」

言いながら若干心配になってきた。

そう言った私にさっきまで、黙っていたルルさんが笑いながら、揶揄ってきた。

「魔術師だから、多少の不思議は許容範囲さ!全く見えない方が説明が難しいかな。」

ロルカは少し悩みながら、何かを閃いたように言った。

「そうだ!ライを一緒に話しを聞いたらどうだろう。あいつと会った事あったよね。」


 

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