第20話 Q:絶対に目減りしない投資先ってあるの? A:あるよ

Q:損をしたくない。

 絶対に目減りしない投資先を探している。

 そんな都合のいい投資先ってない?


A:あるよ。一つだけ。





 それは「自己投資」。





 自分に投資をする。


 自分の健康を第一に考えて、健康を維持できる習慣を身につける。

 そうすると、お菓子とか脂っこい食事とか外食を避けるようになるので、自然と金が貯まっていく。

 メンタルが強くなって、会社内のストレスにも強くなるので、残業も断れる。

 金がほしいなら、むしろ残業どんと来いってなる人もいるが、それはそれでかねと割り切ればOK。


 あとは、読書で投資の勉強をして、ある程度の経験もこなす。


 そうして投資の勉強だけでもやっていると、「世の中の仕組み」とか、「自分の経費・どれだけ無駄遣いしているか」だとか、「健康を維持することが、貯蓄や節約に直結するんだな」とか、わかるようになってくる。


 

 どうしてこういうことを言うか。

 

 実はオレの経験に基づいている。


 オレは過去に、手の骨を折ったことがある。

 肉体労働なので、一ヶ月ほど働けなくなったのだ。


 それで、「フェルミ研究所」とかだら見していたら、投資の話をしていて、「お金がお金を生む」という言葉に惹かれたのね。


 そこから、いろいろな本を読んで、小説よりも大量のビジネス書を読みふけっていた。

 腕の怪我が治った後も、資産を増やすにはどうすればいいか勉強した。


 最初はビットコインのネタばかり探していたが、かなりの前準備が必要な上に「換金時に税金かかりすぎ」「かじられすぎて、もう稼げない」ってわかったのでやめた。


 結局「全世界株式インデックスファンド」に落ち着いている。


 これが一番目減りせず、下落にも多少強く、長期投資にふさわしいと考えたからだ。


 現実問題として、投資をしていたら、お金がお金を生むわけ。

 いざ自分が働けなくなったとしても、「小さいおっさんがオレの代わりに働いてくれる」ようなもんなのよ。


 そうやって、投資とか福利などを学んでいくことで、自分が労働者から資産家へ踏み込める。


 とはいえ、「投資でデカく稼げ」とは言わない。


 投資の勉強をやりまくったとしても、「元本こそ全てであり、資産運用だけではそんなに稼げない」ってわかるだけなので。

 また、色々言っている専門家やインフルエンサーの言葉も、取捨選択が自分でできる。

 値動きに対しても、いちいち一喜一憂しなくて済むし。

 

「投資という選択肢がある!」って考えが、大事なわけで。

「銀行よりはマシ」程度で捉えた方がいいし、勉強していればそういう思考になる。

 

 いざ自分が病気やケガ、災害などで財産を維持できなくなった場合に備えて、ある程度の知識は必要になってくるよなーと。

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