第7話 お掃除
ダンジョンでの暮らしに慣れてきました。
モンスターも、こちらから近寄らなければ近寄ってきません。寝ていても気配でわかるし、ミロも気がつきます。怖いことはありません。
一日過ごす部屋もだいたい決まってきました。ダンジョンは壁がよく動くけど、固定の部屋もあるみたいです。小さなその部屋が、僕の部屋。
部屋が決まると、汚れが気になってきます。せっかく過ごすなら快適に過ごしたいです。拾った馬用ブラシで部屋を磨き上げました。
「わ、なんだこの部屋。妙に壁が光ってる!」
大変です! 人が入ってきてしまいました。
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