第8話 モンスター② 白いモフモフ君

僕の部屋に入ってきた人が出ていくまでなんとか時間を潰しました。仕方ないです。ここは公共の場ですから。


一人部屋なんて夢のまた夢です。そもそもモンスターと相部屋あいべやです。


そんなモンスターの中でお気に入りの子たちがいます。それは、モフモフした白い子です。名前は知りません。


この子たちは、怪我をした冒険者を外まで出してくれます。自分の巣であるダンジョンの清潔さを保つためでしょう。


理由は何であれ、ありがたい存在です。なぜ冒険者はこの子たちを攻撃するのでしょうか。


とりあえず僕はこの子たちが大好きです。なぜって、この子たちの間に挟まって、ミロを膝に乗せて寝るととても暖かいんです。

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