第3話

 マスター、オレ、女の子、三人でドラゴン退治に街を出る。向かっている先は、通称、商人の道である。そこは草原に一本道なのだが、先日に街の商人が黒いドラゴンに襲われたという。商人は命からがらに逃げれたのだが、それでマスターにドラゴン退治の依頼が来たのである。


 マスターは赤い鎧、剣と炎魔法が使える。オレと女の子は後方支援で薬草と聖水を持っている。オレと女の子は恐れた表情をしているからか、マスターがオレたちの頭を撫でる。


 いざ、商人の道に到着した。マスターは炎魔法を頭上にボウッと噴き上げる。それが黒いドラゴンを誘き寄せる方法だ。遠くから、とてつもない鳴き声がする。きっと黒いドラゴンである。しかし、様子がおかしい。鳴き声が複数聴こえる。前方から黒いドラゴンが三体現れる。マスターはオレと女の子に後方に下がるように言った。


 マスターは一人で三体の黒いドラゴン目掛けて駆けてゆく。剣を引き抜いて戦闘が始まった。マスターは上空に飛んだかと思うと、炎魔法で辺り一面を火の海にする。黒いドラゴンに命中している。マスターは一体目の黒いドラゴンを難なく首の切り落としに成功する。


 オレは女の子の表情を見る。明らかに泣きそうな感じである。


 マスターは残る二体の黒いドラゴンの首を狙う。だが前方と後方に挟まれてしまう。黒いドラゴンの口から炎が噴出してマスターはかろうじて回避に成功する。マスターは炎魔法を出そうとした瞬間、ドラゴンの尻尾が直撃した。マスターのピンチ。オレは女の子を置いて、マスターの元へと聖水を届けに向かう。


 マスターはダメージを負って、防戦一方だが、オレはマスターの元へとたどり着き聖水を投げ渡す。


 マスターは聖水を飲んで回復。マスターはあっという間に残る二体の黒いドラゴンの首を切り落とした。


 こうして、ドラゴン退治は任務が完了した。

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