第2話

 オレは元奴隷である女の子に話しかけてみる。女の子は怯えた様子だ。マスターは女の子にパンをひとつ与える。女の子はふんふんと鼻でかぎ、安全であることを理解してガツガツ食べる。マスターはオレと女の子の頭を撫でる。


 女の子は風呂に入っている。オレはと言うと、同じ屋根の下で女の子が風呂に入っていることがドキドキである。風呂から上がった女の子は長いタオルを身体に巻いて目の前に現れる。美少女の元奴隷だった。オレはそんな女の子を直視出来ずに目をそらす。


 三人で食事をする。テーブルにいろんな料理が並んでいる。ゴブリンの唐揚げ、ドラゴンのステーキ、半魚人の刺身……。女の子はガツガツ食べる。オレはそんな女の子に見惚れている。


 マスター、オレ、女の子、満腹になって一時間後にドラゴン退治に出かける予定になる。オレは女の子に話しかけている。ちょっと笑みを浮かべる女の子にオレはドキドキしながらいろんなことを話している。


 マスターはと言うと、剣の手入れや炎魔法の練習を表でやっているようだ。いつものことだ。


 オレは女の子にドラゴン退治の話をする。オレと女の子はマスターのサポート役ということを伝える。女の子はちょっと恐れたような表情をしている。


 大丈夫、オレは女の子にそうアピールする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る