ゴブリンよりもオーク
「ゴブリンの群れができた?」
「ああ。そう親父が言ってたぜ。なんでも狩人の奴らが見つけたらしい。」
「それでどうするんだ?」
「狩人の人達でどうにかするらしい。それでできなかったら騎士様を呼ぶらしい。」
「騎士?そんなにすぐ来てくれるのか?」
「時間はかかるけど、冒険者よりはマシだからな。」
「そうなのか。ありがとな気をつけるよ。」
狩人の人達はあまり会わないが、村のために肉を取ってくるのが仕事だ。
あんまり会ったことはないが、数十人はいたはずだ。ゴブリンぐらいならなんとかなるだろ。
いつもみたいに狩りをしていたら、10匹もゴブリンに出会った。
確かにいつもよりゴブリンの数が多い。昨日までこんなことではなかったので、群れが移動してきたのだろうか?
ーーーーーーーーーー
夜、寝ている時に嫌な予感がして、槍を持って家の庭に出た。
おそらく、パッシブスキルの危険察知が働いたのだろう。
庭の周りを森方向に進んでいるとゴブリンが数匹いた。こんな浅いところまでいるのは珍しい。
殺しといた。
「他の家にもゴブリンがいるかもしれないけど、まあいいか。」
家帰って寝た。
翌日には何軒かがゴブリンの被害に遭っていたので、狩人たちに早急な対応が求められた。
夕方には狩人は帰ってきた。ゴブリンはあらかた倒せたが、ホブゴブリンとかいうゴブリンの上位種は逃してしまったようだ。
この村で痛い目を見たから当分近づかないだろうと言っていた。
ーーーーーーーー
普通にそんなことなかった。
森で狩りをしていたら、ホブゴブリンと思われるゴブリンのデカイバージョンがいた。
身体中に矢が刺さっているし、勝てそうだったので角兎の角をホブゴブリンの喉に投げたら刺さった。
刺さって倒れた。
「あれ?死んだっぽい。」
取り巻きの数匹のゴブリンを殺してホブゴブリンに近づいて喉に刺さった角を奥に押し込んどいた。
「何事もなくて良かった。それにしても弓か。使ってみたいな。」
死体を放置していたら角兎がきたので殺して帰る。後、一羽の鳥を狩った。
この時までは慢心していたのだ。
ここ最近のドラゴン、ホブゴブリン。この二つが関係していると考えもしなかった。
翌日、農作業をしている時に一匹のオークが現れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます