軌道に乗る

「気を付けてね。無理しちゃだめよ。」




「分かってるって。」




母親を長い時間かけて説得し、実績を作ることにより俺はこそこそと家を出る必要はなくなった。


森でさんさくしていると一匹のゴブリンを見つけた。




「いけそうな気がする。」




俺と同じぐらいの身長のゴブリンに槍を構え、相手が完全にこちらに築いていないうちに攻撃する。




「ギャガ!!」




ゴブリンののどを一刺しして殺した。




「簡単だったな。新しいスキルとこの槍のおかげだな。」




俺は、おそらく新しいスキルを獲得した。普通の突きより少し威力が上がるスキル。


俺は『刺突』と名付けた。




「ゴブリンって食えるのか?いや、さすがに、、、」




ゴブリンは食う気にはなれなかった。


でも、レベル上がりそうだし、ゴブリンは倒すことにした。


ゴブリンの死体を放置していたら、数匹のゴブリンが現れた。




「ゴブリンが共食いするって本当だったのか。」




ゴブリンはおそらく血の匂いに誘われたんだろう。


俺はゴブリンが来た方向から逆向きに走りって逃げる。




「ぎゃ!!」




一番足の速いゴブリンが襲ってきた。俺はこれをスキルでついて殺す。


残り二匹のゴブリンはそれを見て逃げ出すので、俺はもう一匹をスキルを使わず槍をついて殺してもう一匹には逃げられた。




「スキルを使えるのはあと一回か。」




俺がゴブリンの近くで小休止していると、別のゴブリンが現れた。俺はそいつをスキルで殺して、家に帰った。


スキルが使えなくなったからだ。




「やっぱり、雨の日だけじゃ厳しいよな。」




晴れの日も肉を求めて森を散策したいが、晴れの日は夜しか時間がない。


まあ、この生活を続けていたらスキルなしでも安全に魔物に勝てる日が来るだろう。




運よく次の日も雨だった。




ーーーーーーーーーーーーーーー


俺は、ゴブリンは無視することにした。


単独だった場合は、スキルを使わずに戦うことにした。




森を散策してすぐに、木の実を見つけた。一応一個持って帰ることにした。


それから数回ゴブリンに遭遇して、そのうち単独のゴブリンをなんとか倒して、森をうろうろしていたら


蛇がいた。




「小さいし丁度いいだろう。」




大きさは俺の腕ぐらいの大きさだ。魔物も俺に気づいたらしく俺に威嚇をする。


俺はスキルを使ってヘビを突くが避けられる。




「的が小さいから難しいな。」




俺は待った。蛇が攻撃してくるのを待った。


蛇が攻撃するために飛び掛かってきた。俺のことをゴブリンとでも思っているのだろう。


俺は空中の蛇にスキルの突きを食らわして、致命傷を与えてから、動かなくなるまで近くにあった石でしばいて家に持って帰った。




蛇の肉は美味かった。木の実は甘かったので明日も取ってこよう。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る