第9話 AIの脅威

 今朝のニュースでAIで作られた映画みたいな映像が流れていた。

 どうやら文章だけで動画を作れるらしい。


 AIの名は「Sora」!!


 これからどんな時代になっていくのだろうか?

 小説を書くだけで動画が生成されてしまう時代、アニメ、ドラマ、映画が簡単に作れてしまう時代が来たら、映像業界はどうなってしまうのか?


 コミック化、アニメ化、ドラマや映画化の価値観の崩壊が起こる予感。


 ジブリ調で言うなら、「君たちは、AIと共存できるか?」


 これからは、AI動画前提で物語を作っていく事になる様な気がする。


 話は変わって、今日は会社の第三四半期の好調な業績について社長の有り難いお話しがあった。

 どうやら株価が3倍に跳ね上がり、来期は長年抑えつけられていたベースアップがあるそうな……。

 いやいや、そういう話ではなくて、有り難いお話の中に、今後の会社の意思決定に、どんどんAIを導入していくらしい。


 その名は、「AIQ」


 AIは分かるが、「Q」とはなんぞや?


 「Q」とは量子コンピュータの意味で、同時並列処理に特化している最先端の技術なのだか、もう一般企業が使えるレベルになっている様だ。


 つまり、AIが考えて、量子コンピュータが仕事をする時代。


 近い将来、人間様の仕事が無くなるのではないかと、初めて脅威を感じた日だった。


 以上を踏まえて、小説に絞った話でまとめると、これからの小説はAI殿が理解し易い作品が台頭してくるのではないだろうか?


 なぜなら、出版社は樂して稼ぐ為に「なろう系」をどんどん採用した。だから、今度は簡単に動画が作れるAIとの親和性が高い作品を集めるのは必然だと思う。


 すると、どうなるか?


 最初にアニメ、ドラマが放送され、その宣伝効果を使って書籍を売るみたいな事になるのかも〜!?


 こねくり回した文章はAIには理解され辛い。下手くそな文章も同様だ。

 AIが不得意なのは面白いストーリーを作る事だけ!


 これからのコンテストは、編集者がAI動画を見て、面白いと思った作品を採用していく時代になるのかも知れない! 

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