第12話 散らかった家
あれから特訓をした後ハドと別れて家に着いた。
?「あれ、今おかえりですか?」
そう言ったのは、僕の隣に住んでいる若い狼族のお兄さんだった。
ラ「ええ、お兄さんも今おかえりですか?」
お隣のお兄さん「俺は今から仕事行くんですよ」
ラ「あーそうだったんですか」
そういやお隣さんのこと全然知らなかったな。
お隣「では」
ラ「ええ、行ってらっしゃい」
お隣さん…そう僕は一軒家に住まずにマンションに住んでいる。
僕は魔王だけど、正直豪邸買ってもほとんど家にいないし、他の人に全然家にいないと知られるのも困る。
だから小さな家にしている。
前魔王(父さん)がめっちゃ豪邸の家に住んでいたのは国民とか全員によく挨拶をしていたからしょうがなく住んでいたらしいけど、(実際のところはわからないけど)僕はそう言ったのは全然しない国民を大事にしていない風の魔王だからね。
まあちゃんと国民は愛しているけど。
ほとんどが顔を少ししか見てないから、こういったところで強みが出るよ。
ただ…
ラ「はあ」
めちゃくちゃに散らかっている。
いい加減に片付けないとな。
でもなあ片付けるの面倒だな。
執事とか…いやこんな狭い家に執事もなんか申し訳ないし、というか他の人に怪しまれそうだな。
でもなあ自分でやるのも面倒だし
ああ!どうしよう。
そう思いながら僕は牛乳を飲み、卵を焼いてパンに挟み食べた。
…そういや料理も最近ちゃんとしたの食べてねえなあ。
自分でも作れるけどそこそこ時間かかるし。
やっぱり誰か…
ラ「はあ」
僕のため息だけが家に残り、帰ってきたら時と何と何も変わらず家を出た。
僕は出社し席についた。
サ「おはようございます」
ラ「はい、おはよう」
サ「今日も仕事をこなしてください」
ラ「はい、こなします」
サ「でも今日はちょっと特殊な仕事もお願いします」
ラ「はい、わかりました」
サ「環境大臣と産業大臣の方々がお話があるそうで」
ラ「はい、そうですか」
サ「午後2時に第一会議室へお願いします」
ラ「はい、わかりました」
サ「ラドさんってバカですか?」
ラ「は..え?急にひどくない?」
急にサンドラに罵倒された。
サ「話聞いてないかと思って本音を...」
ラ「泣くぞ?泣いていいんだな?」
サ「はい」
ラ「お前本当に酷いな!」
そんなこんなで僕は仕事を終えて、2時まで寝た。
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