第3話

そんな司を安心させるように広人は優しくキスをしたかと思うと、シャワーヘッドを持っていない方の手で司の性器を再びさわり始めた。その巧みな指使いで段々とそこは首をもたげ始める。それと同時にシャワーの水圧も徐々に弱め、司の身体の力を抜かせていった。

「っはぁ……」

司はとろんとした目で広人の愛撫を受け入れている。すると不意に広人がシャワーを肛門から外した。そして司を抱え浴槽から出ると、今度は優しく司の体を拭き始めた。

「……っ」

その刺激のせいかはたまた無意識なのかは謎だが司は無意識に腰をフリフリと振るわせてしまっている。

「どうしたの、司?俺ただ洗ってあげてるだけだけど?」

広人がニヤニヤしながら言うと、司はカアッと顔を赤くした。

「っ!死ねっ!クソ変態野郎!」

下腹部の冷めない欲望が口から零れてしまいそうになりながらも、司はわずかに残った理性とプライドでそう怒鳴った。

「なーんだ、俺てっきりお前がヤりたいのかと思ったのに。」

「なわけ」

「正直に言ってくれたら欲しいのぶちこんでやるよ」

広人の甘くて低い、有無を言わさぬ声が司を体が舐め回すように全身を刺激した。

司の理性が崩壊するまであと2秒。

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実は怖いものが苦手なクール系男子が強制排尿させられちゃう話 @tsuraraturatura

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