第2話 文系のあの子を呼び出した side和泉凛

今日、放課後に付き合い始めた茅野君を屋上前の扉に呼び出した。この場所に呼び出した理由は他の人に見つかるリスクがないから秘密の話をするのに最適だと思う。7限が終わってすぐトイレに直行して髪の毛を整えて屋上前の扉に行った。「茅野君、来てくれてありがとう。呼んだ理由なんだけどL⚪︎NE交換しない?帰った後も話したりできるから、どうかしら?」私は茅野君の連絡先が欲しいから何個かそれっぽい理由を並べてスマホを取り出したら「ありがとう。断る理由んんかないよ。帰った後にも連絡したりできるし嬉しいよ。」茅野君がそう言ってくれてスマホを取り出してくれた嬉しい。茅野君がLI⚪︎EのアカウントのQRコードを出してくれたからそのQRコードを読み込んだら茅野君のLI⚪︎Eが私のトーク画面に追加された。「今日もし良かったら一緒に帰らない?」茅野君がそう言ってくれた。まぁ嬉しくないわけがない。でも少し落ち着いて「いいよ。今日、茅野君に話したい事があるの。」私はそう言って帰りの支度をする為に強雨室に向かった。嬉しくてスキップしながら行ったのはここだけの話。


10分後茅野君が校門で待っていたから少し早歩きで校門に行った。「茅野君お待たせ。少し待ったかしら。行きましょ。」茅野君と合流して学校を出て商店街方向に歩き始めた。はじめて茅野君はずっと車道側を歩いて私の歩く速さに合わせてくれた。2人でコンビニ行ったり本屋に行ったり寄り道をしながら歩いていた。茅野君もし良かったらこれからも一緒に帰らないかしら。」そんな事を言ってみた。「うん。和泉さんと歩くの楽しいからそう言ってくれて嬉しいよ。」茅野君はやっぱり私のことを考えてくれてると思った時、「茅野君、あなたの家どこら辺かしら?」私はふと気になって聞いた。もし逆方向に茅野君の家があったら申し訳ない。「僕の家はもう少し歩いたところにある和風な一軒家だよ。和泉さんは?」茅野君にそう聞かれて私はお母さんに家を出て1人暮らしをするようになった時のことを思い出してしまった。「私はここの近くのアパートで一人暮らししているよ。」私はお母さんや家のことは言わず一人暮らしをしていることを伝えた。「私はここを右に曲がったところだから。またね。」茅野君と分かれ道で別れた。


帰宅後やっぱ茅野君ってかっこいいな。さりげなく車道側歩いたり2人で寄り道したりするのは楽しかった。安芸君や久地さんに聞いたことだけど茅野君はライトノベルが好きらしいから明日に本屋に行って何冊か買いに行こうかな。今日は今日の授業の復習と明日の予習をして夕ご飯を作って早めに寝ようかな。そうだ今日から予備のノートに茅野君の好きなところをまとめたりしよう。週末お婆さんのお墓参りに行こう。

なんか茅野君がヤバそうな気がするけど私はどうしようもない。 


to be continued

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る