第1話 文系のあの子に告白された。 side和泉凛

私は中学の頃から優等生であろうと努力し続けていた。テストでいい点を取るとお母さんが褒めてくれた。そうやってテストでいい点を取り続ければお母さんは私を見捨てないでいてくれると思っていた。だけど中学の卒業式の後お母さんと夕飯を食べている時お母さんに言われた言葉を聞くまでは「なんでこんな高校にしか受からなかったの?こんなろくでなし産まなきゃ良かった。邪魔だから高校からは一人暮らしをしてくれないかしら凛。もちろんお金は出してあげるから関わらないでくれる。」お母さんにそんなことを言われショックをけた。その後私は他の人に嫌われないように勉強を頑張っていこうと思ってこれまで以上に勉強し学年で2位を取れるようになった。「和泉、今回もテストの点数いい感じじゃないか。この次も期待してるぞ。」担任の安須麻あずま先生にそのように言われるとプレシャーを感じながら「次のテストも頑張ろうと思います。」いつも通りの発言をし教室に帰りいつも通りふざけている男子達を見ながら次の授業の予習をしたりする生活を続けていたある日の5限終わりの休み時間に「ごめんね、急に和泉さん話しかけて今日の放課後に体育館館裏にきてもらってもいい?他の人にあまり聞かれたくないから。ごめんね放課後よろしくねー。」同じクラスの茅野柳君に話しかけられた。よくわからないけど茅野君は見た感じ悪い人じゃないし、他の人と話している感じから優しい人物だと言うことを理解した。


放課後

「和泉さん好きです。付き合って下さい。僕はあなたのいつも直向きに努力して毎回テストでいい点を取ることができていて憧れてます。後みんなふざけてる時も真面目に勉強していてすごいと思います。それから…」

茅野君がこおように自分のことが好きだと言ってくれることが嬉しいと思った。初めて私を好きだと言ってくれて嬉しいと思った。みんな私のテストの点や成績のことしか興味がないと思っていた。「私はあなたの事をよく知らないけどそれでもよければ、よろしくお願いします。」私は初めての告白に了承してしまった。これまで私を必要としてくれてる人がいるのを知らなかったがこれから私は必要だと思ってくれる人がいるのを知ることができて嬉しいと思った。「恋人って何をするの?」私はよくわからないから聞いた。「恋人は何をするとかの定義があるのではなく相手のことが大切にしたりすることだと思うけど自分たちにとっての恋人の概念を見付けたいと思うけど和泉さんはどう思う?」茅野君はそんな感じの事を言っていた。


帰宅後

私を本当に必要だと言ってくれる人がいてその人が人生初めての恋人になった。茅野君が言っていた『恋人は何をするとかの定義があるのではなく相手のことが大切にしたりすることだと思うけど自分たちにとっての恋人の概念を見付けたいと思う。』という発言どう言う意味なんだろう。他の人達と私達の恋人という言葉の意味は違っていいという事だと思う。


翌日

茅野君達が楽しそうに話していたけど話しかけた。「茅野君おはよう、今日の気分どうかしら。今日、放課後いいかしら?」今日放課後茅野君と一緒に過ごせることになった。今日の授業は集中できなくて先生に「おーい和泉集中しろよー。」と言われるレベルで集中できなかった。そして授業が全部終わり放課後になる。茅野君との約束が迫る。


To be continued


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