第3話 調査兵団
8/16の深夜から8/17の未明に掛けて、SNSでとある話題がバズり始めていた。
きっかけとなったのは有名動画配信サイトに上げられた、【DUNGEON?】という題名のショート動画。
どこにでもありそうな屋外設置型の物置の扉を開くと、石造りの無骨な階段が地中に伸びており、配信者が昨日まではこんなものなかったと興奮気味に英語で話している。
懐中電灯片手に階段を下り、その先で粘液状の生物、スライムに遭遇。
足で踏み潰すと消滅し、後には黒い石のようなものが転がる。それを拾って顔を上げたところで、奥から二足歩行の小人のような何かが走ってくるところで映像は終わっていた。
類似の動画や報告がSNS上に投稿され、世界同時多発的にダンジョンが広がったものと推察される。
日本国内でも某巨大掲示板の住民の自宅にダンジョンが発生したのをきっかけに、ネラーと呼ばれる掲示板常駐者による実況付き攻略が始まったりと、世界中をダンジョンの話題が席巻するのにそう時間は掛からなかった。
同時に俺が懸念していたような防疫面での懸念や、モンスターの逆流等の懸念、ダンジョンの権利問題などの話題も当然のように上がることになったが、現行法で対処できないのは自明ではあったためか、むしろ行政が対処に回る前に楽しんでしまえというエンジョイ勢が攻略を急ぐ流れとなっている。
朝の五時半に起きて、そんな状況を把握した。
そうだろうなと予感はあったが、やはり世界中で似たようなことにはなったか。
どういう原理で、誰が仕掛けたものなのか分からないが、これで何かあっても多少責任が分散されるかな?
まぁ、それ以上に自分の家族を守らにゃならんわけだが、社会性を維持せずに家族を守るのもまた無理なわけで、人間って面倒くさいなーと考えながら、モーニングコーヒーをちびちびと飲む。
昨日地元の警察に連絡して、不審物が家の中にあるから見て欲しいという内容の相談で、自宅までご足労願ってダンジョン入り口の現物を確認して貰った。
同時に内部に何があるかもわからず、危険物があったりしても個人では対応できないので、警察で対処できないかとお願いベースで頼むという手段を取っている。
来てもらった警察の方も大分困惑していた。報告書を書くにしてもどうしたものか困るだろう。まあ、所轄のいち刑事が判断できる状況でもあるまい。恐らくその後届くであろう類似の届出の中に埋もれる事にはなるが、相談を受けて現場を見た以上、報告書を残す義務が生じるので、書類上ものが残ってくれればそれでいい。
後ろ向きではあるが、これも社会的責任を果たしましたというアリバイ作りである。
とはいえ、世界中でここ迄乱立するということは、近々何かしらの指針が出されるに違いない。あまり仕事を休むわけにもいかないし、その点は助かったような、ダンジョンの持つ意味合いによっては現行の社会性を保つことに意味がなくなるファンタジーな話になるかもわからないが。
「取り敢えず、会社には休暇申請のメール出して、朝飯でも作るか」
他に出来ることも無い。
トースターでパンを焼ながら、そう言えば某掲示板の検証で、【ステータス】と唱えると本人にのみ確認できる、ウィンドウが空中に出てくるとかあったことを思い出す。
「ステータス」
呟いてみると、本当に目の前にウィンドウがポップした。
表記は日本語で、名前、レベル、ロール、スキルの四項目が並んでいた。
名前 凍野 杏弥(いての きょうや)
レベル 1
ロール 預言者
スキル 神託(Lv.1) 鑑定(Lv.1)
「……レアロールとレアスキルとか言ってたが、なんだかヤバそうだな」
鑑定は便利そうだが、神託はヤバい臭いしかしない。
四十歳のおっさんが持っていていいスキルか。なんかこれ鍛える義務とか発生してないか? 鑑定スキルもなんかなろうっぽいし。そもそもロールの預言者ってなんだよ。誰から言葉を預かるんだ? ダンジョンを作ったのが神で、その代弁者になれとでも?
「うわー面倒そう」
個人的にはどうせなら生産職的なロールが良かったなと思う。
いや、それにしてもジョブ(職業)じゃなくて、ロール(役割)なのは何か意図があるんだろうか。
「考えるだけ無駄か」
妄想は楽しいが生産性は無い。
現状把握の必要はあるし、後で他の家族の鑑定でもしてみよう。
そんなことを思いながら、焼けたパンにバターを塗るのだった。
◇◇◇◆◆◆
名前 凍野 栗花(いての りっか)
レベル 1
ロール 聖母
スキル 慈恵(Lv.1)
名前 凍野 李空(いての りく)
レベル 1
ロール 勇者
スキル 天運(Lv.1)
名前 凍野 桃(いての もも)
レベル 1
ロール 魔王
スキル 混沌(Lv.1)
朝食を摂る家族をこっそり鑑定した結果が以上である。
栗花の聖母で吹き出しそうになったが、自分が預言者であることを思い出して自重した。
李空の勇者は本人の資質に合ってない気もするが、レアロールだからそんなこともあるかと思ったのだが、桃の魔王は……。
懸念点が一つ増えた。
鑑定はレアスキル、それもオーバーキル特典だかなんだかで貰ったものだとは思うので、早々持ってるものはいないだろうが、事によれば人類と敵対しかねない悪いイメージのあるロールである。
一家に勇者と魔王がいて実の兄妹だとか。まぁ、ダンジョンにランダムで設定されたロールにどれほどの強制力があるのかは知らないが、外聞が悪いので出来るだけ秘匿した方がいいのは確かだろう。
ネットで今の所上がっているロールの中に、凍野家のものと同じものは無かったので、かなり出現頻度は低いと思われる。というか、大半の人のロールはモブとなっていて、稀に町長だの村長だの、良く分からないものが上がっている。
某掲示板の統計ではモブ百人に対してそれ以外のロールが一人といった割合だった。
「さて、学校と保育園には連絡したし、警察以外の行政にも連絡を……」
ピンポーン
呼び鈴の音が鳴る。
時刻は午前八時二十分。通常来客のある時間帯ではない。インターホン用のモニターを見ると、玄関に見慣れない制服を着た女性と男性の二人組と、その後ろに五名ほど迷彩服を着込んだ人影が見える。
「誰ー?」
朝っぱらから迷惑な、とでも言いたげな栗花。
「自衛隊みたい。ダンジョン関連かな?」
他には考えにくいし。
「え、ちょ、まだ着替えても無いんだけど!」
寝ぐせでぼさぼさの頭。ノーメイクの顔。パジャマ姿。
「俺が出てるから、取り敢えず着替えてきたら?」
子供達はお客さんが着たと、はしゃぎながら既に玄関に走っている。
「悪いけど頼む。せめてアポとってよー」
栗花の抗議も尤もだ。仕事が早いのは良い事だが、しかしそれにしても早すぎないかという疑問もある。
「ぱぱー、おきゃくさん? はいたつ?」
「いや、自衛隊かな。一杯来てるからちょっと玄関からどいてくれる?」
「やだー、ももがあけるー!」
四歳児でわがまま放題の長女は言うことを聞きやしない。土足で玄関に降りて鍵を開けるとドアを開けた。
「いらっしゃーぃ」
そして扉を開いた先にいた厳つい自衛隊員達にタダならぬものを感じたのか、慌てて奥に引っ込んでいく。
「うわー、パパじえーたいの人? ちょーかっこいいんだけど!」
逆に李空の目が輝きだす。
「そうだねかっこいいね。けど、パパちょっとお話があるから、静かにしててくれる?」
「うん、わかった!」
素直に頷く息子。
少し下がって桃と「じえーたいだよ」「じえーたい? じえーたいってなに?」とか会話している。可愛い。
「朝早くからお騒がせして申し訳ありません。所轄の警察署経由で連絡がありまして、凍野さん宅で間違いないでしょうか」
女性の制服姿の自衛官が話を切り出してくる。
「ああはい、間違いないです」
「お家にダンジョンが出来たとの報告を受けたのですが、お間違えないでしょうか」
「ええ、間違いありません」
「その件でお話があるのですが、上がっても大丈夫ですか?」
「どうぞどうぞ」
腹の内では自衛隊が派遣されるという事の意味を思案しつつ、断るという選択肢も無いので招き入れる。
「李空、桃。パパは大事な話あるから動画でも見ててくれる?」
「「はーい」」
お返事はいいが、李空は特に迷彩服の自衛官に興味津々である。特に住宅街だというのに銃火器を装備しているのだから男の子として気持ちはわからんではないが。
「李空、危ないから勝手に触ったらだめだからね」
「うん、うわー、かっこいいー」
しかし、世間体を気にする自衛隊が、白昼堂々そんなものを持ち出すということは、やはりダンジョンに危険性を感じているということだろうか。まぁ、確かに昨日の経験を思えばむしろ装備が控えめと言いたくなる。
制服組の二人と体面にダイニングテーブルに着く。他の五名の迷彩服の隊員は立ってるようだ。李空と桃に愛想ふりまいてたりするので、子守は任せるか。
「何か飲みます? 麦茶くらいしかありませんが」
「いえ、お構いなく。今日はお仕事や学校などは休まれたんですね?」
「ええ。体調不良ということにしてあります。あれをそのままにして外出は気が引ける上に、無責任かと思いまして」
「なるほど。申し遅れましたが私は陸上自衛隊の樋口麦(ひぐちむぎ)と申します。早朝からお邪魔したのは、ダンジョンに対する日本国の対応と調査についてご説明とお願いをするためとなっております。
一定の危険性も考えられることから、緊急で自衛隊が派遣され、内部調査を実施するように政府から指示がございまして。ただ場所が私有地であった場合現行法では無理強いも出来ないという背景もあり、お願いベースで参った次第です」
樋口さんは丁寧な口調で前口上を口にする。
「危険、なんですか?」
「さて。現段階では少なくともダンジョン外部への被害報告は入っておりませんが、面白がってダンジョン内を探索する方々もおりまして、大きな被害が出る前に実態を把握したいというのが実情です」
至極真っ当ではある。
災害であれば自治体判断で自衛隊派遣要請も行えるが、ダンジョンが災害と呼べるかは現時点では微妙な所ではあるし、政府のえらいさんの誰かが音頭を取ったと言う事だろうか。
「調査についてはご随意にという所ではありますが、その前に幾つか確認させて貰いたいんですけど」
「はい、お答え出来る事であれば」
そこまで話して、栗花が服を着替えて戻ってきた。化粧する暇も無かったし、寝ぐせも若干残っているが、諦めたのだろう。外聞を気にする程度には女子力が残っていたと見える、と本人が聞いたら少しだけ怒りそうなことを考える。
「あ、おはようございます。すみません話の腰を折って」
「栗花。自衛隊がダンジョンの調査に来たって。ちょっとその点でこっちから質問するところ」
栗花へ簡潔に前置きをした後、樋口さんに質問を投げかける。
「正直聞きたいことは一杯あるんですが、一番は権利と責任についてです。現段階では良く分からない代物ですが、例えばダンジョンからモンスターが溢れ出して近隣住民に人的・物的被害を与えた場合、その責任を取る必要がありますか?」
「法律の専門家では無いので明確には申し上げられませんが、不作為の結果であると順当に認められるのであれば恐らくそれは無いと思います。無論、個別の被害者感情は如何ともしがたいですが。自衛隊が派遣されたことからも、一種の災害の扱いになるのではないかと考えています」
「火事と一緒、と言ったところですかね。ああ、専門外のことを聞いてすみません。お門違いだとは分かってるんですが、どうしてもその点が不安で。それではもう一点、これから自衛隊さんが調査で入るとのことですが、内部調査中に怪我、もしくはそれ以上の被害が出た場合に、こちらに罪状なり、賠償なりの責任が生じることはありますか?」
「無論、ありません。凍野さんが故意に加害なさった場合は当然刑法で罰せられることになるでしょうが、職務中の怪我についてはあくまで職務の範囲内の出来事で、一般的な事故と同じ扱いとなると考えて頂いて結構です」
「逆に調査で我が家に何か損害が出た場合は自衛隊か政府で保証頂けるということでいいですか?」
「そちらも勿論です」
「わかりました。後腐れなく同意書にサイン頂いてもいいですか?」
準備していた紙をテーブルに置く。
樋口さんは用意周到さに若干呆れたような顔をしながらも、サインをしてくれた。
「ああ、別に後からひっくり返されたからって樋口さん個人を恨んだりしませんから、大丈夫ですよ。まあ、面倒事になったら申し訳ありませんが、こちらも生活があるもので」
「いえ、当然のご心配かと存じます」
「栗花は何か聞きたいことある?」
「え、うーん。あのダンジョンって国内でどのくらい出来てるんですか?」
「正確な数はわかりませんが、陸自に上がってきた報告で国内で百か所程度はあるようです。まだ発見されていなかったり、未通報のものも含めると相当な数があると思われます」
「それ、全部調査されるんですか?」
「今の所はその方針のようです。今後莫大に数が増えればわかりませんが」
「うわぁ、ご苦労様です」
本当にこういう非常事態で対処を任される現場の人間には頭が下がる。
「後はよろしいでしょうか? こちらからお話したいないようは、先程ご主人が質問された内容と重複しますので、早速調査に掛かりたいと思うのですが」
百はある内の一か所に早々時間も掛けてられないだろう。引き留めるのも野暮と思いつつ、しかしこのまま何も言わずに送り出すには問題がある。
「ご忠告、というか進言というかなんですが」
「何か」
「これから入口までご案内しますが、内部調査は途中までに留めて置いた方がいいと思います。少なくとも、その装備でしたら」
「入られたのですか?」
「ええ。ちょうど子供とかくれんぼしていた時に見つけたのですが、子供が入ってしまったのかと焦って突撃してしまいまして」
苦笑。本当にお恥ずかしい。穴があったら入りたいレベルに。しかし自分が恥を掻くのを躊躇って、貴重な自衛隊員を無碍に死なせたとなれば居た堪れないどころではない。
「入口を入って九十九折れに階段があって、百段くらい下った後10mくらいの長さの通路があります。その先に大部屋がありますが、内部にいるのはドラゴンでした」
「ドラゴン? あの、竜の?」
「そう。まあ、西洋竜とでも言えばいいんですかね。羽生えたごついトカゲですよ。しかも火を吹く奴。全長が二、三十メートル、体高が五メートル以上はある馬鹿でかい怪獣とでもいえばいいのか。正直お持ちの自衛隊の小火器じゃ、致命傷取るのは難しいと思います」
「よく、ご無事でしたね?」
「いえ、無事じゃありませんでしたよ。ブレスを食らって丸焦げになって死にました」
「え?」
「ちょっと、杏弥どういうこと? 聞いてないんだけど」
あまりの話に隣の栗花が声を上げる。
「もう一度試すつもりはないですが、何故か死んだら元の部屋に戻ってまして。ダンジョン自体に死に戻り機能があるかどうかは知りませんが、死ぬのはあんまり気持ちいいものでも無いですし、同じように生き返る保証もありません。命を掛けて迄調査するようなものでもないでしょう? 大部屋には入らず、手前で引き返すことを強くお勧めします」
「貴重な情報ありがとうございます。聞いたな、大部屋前でドラゴンが確認出来たら引き返せ。迂闊に踏み入るなよ」
「了解であります」
迷彩服の分隊のリーダーと思しき男が返事を返した。
「では、ご案内します」
二階の寝室へゾロゾロと連れ立って向かう。
子供達もついて来ようとしたが、栗花がお仕事の邪魔になるから下で遊んでようねー、と言って引き留めていた。
クローゼットの扉に申し訳程度に張っていた養生テープを剥がして扉を開けると、自衛官に場所を譲る。
ダンジョンの入口を確認した自衛官の表情に若干の緊張が走るのを見て取る。
その様子に何か違和感を覚え、自衛官の一人にこっそりと鑑定を掛ける。
名前 米山 信(よねやま しん)
レベル 8
ロール チャンピオン
スキル 直感(Lv.2)
ウィンドウに表示された内容に内心驚く。
ネット情報によれば初期レベルは例外なく1。一晩くらいではレベルアップの報告も無いので、それなりの数のモンスターを倒さなければレベルは上がらないものと推察されていた。
にもかかわらず、目の前の自衛官は既にレベル8。
いくら何でも昨日の今日で、対応のレスポンスが早すぎるとは思っていたが、ダンジョンが発生したのは昨日今日の話でも無いらしい。まあ、馬鹿正直に全てを一般人に告げるわけもないか。
不信感を抱くほどの事でもなかったが、だとすれば少なくともネット上に流布している情報以上にこの自衛官たちはダンジョンについて詳しいのだろう。レベル8がどの程度の強さで、上限があるのかなど疑問は尽きないが、ロールもモブではないことから、自衛隊内でも選抜されたメンバーであろうことが伺える。
名前 樋口 麦(ひぐち むぎ)
レベル 23
ロール 女騎士
スキル 鼓舞(Lv.3)、簡易鑑定(Lv.3)
樋口さんを鑑定して思わず吹き出しそうになる。
なんだよレベル23って。迷彩服の連中はレベル一桁なのに、一人だけ突出している。
ロールが女騎士ってなんだ? くっ殺か? くっ殺展開が用意されてるのか? とアホな想像が湧き上がったがそれは置いておこう。
スキルが鼓舞ということはバッファー的な立ち位置だろうか? これもスキルレベルが上がってることから、習得からそれなりの期間が経過していることが伺える。
簡易鑑定というのは、俺が貰った鑑定の下位互換だろうが、どこまで見えるのだろう? 名前とレベルくらいだったらいいなと思う。ロールやスキルがばれると面倒だし。見えるなら何某か反応していたとは思うから、少なくともスキルは見えないんだろうけど。
きっと、そのスキルがあるから樋口さんは調査の先導を任されているのだろう。レベルだけでも把握できれば、勝手にダンジョンに潜ってレベル上げしてるかどうかくらいは分かるわけで。相手が否定すれば疚しい事を隠す人物かどうかも分かる。
そんな人を人選して運用する程度には、国側も対策を練る時間があったと見える。
だからどうだという話でもないのだが、事前にダンジョンの出現について把握しており、世界的にダンジョン出現が多発する事態に国家が備えていたのだとしたら、思ったより元の生活に戻れるのは近いかもしれない。
能天気にそんなことを考えたのだった。
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