第8話 クラスマッチ
夏休みまであと81日…
今日はクラスマッチ!各クラスが親善のために競い合う!
雪野「ねぇ、廉はビッグブラウ破壊兄弟部門に出るんでしょ?」
廉「うん、俺たちオタクには運動は不可能だからな、大人しくゲームをするんだ!お前はバスケか?」
雪野「正解!よく分かってるね!応援してね!」
廉「ああ、心の中で応援しとくよ」
雪野「ふん!ケチなんだから!」
廉「じゃあ、頑張って」
雪野「そっちもね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
柏木「...むぅ、ほかの競技はルールが分からぬから投げるだけというダーツを選んでみたが...こんなもの当たるわけが無いな」
神田「も〜紗良ちゃんったらどんな田舎から来たらダーツができなくなるの?私がコツを教えてあげよう!」
柏木「助かるぞ咲良、このままでは人を殺してしまうところだった」
神田「じゃあまず的をしっかり見て!そしてもっと力を抜いて投げてみて!」
柏木「おお!当たってないがなかなかいい線いったぞ!」
神田「筋がいいね!次は山なりをイメージして投げてみよう!」
〜〜〜〜〜〜
柊「いや〜惜しかったね〜さっち〜」
雪野「1年生なのに最初から5年生と当たるのは運が悪いとしか言えないね!まぁ仕方ない!ほかのところを応援しに行こう!」
〜〜〜
雪野「どれどれ〜ダーツは〜ってえぇ!?なんかすごい大差で勝ってるんだけど!?」
神田「ちょっと聞いてよさっち!紗良ちゃんったらちょっと教えただけで全部高得点に当てられるようになったんだけど!」
雪野「すっすごい...こんな隠れた才能があったなんて...」
柏木「やはり私は天才だな」
雪野(なんかすごい増長してる...)
柏木「ん?雪野じゃないか、ビッグブラウ破壊兄弟を見に行かなくていいのか?」
雪野「え?なんで?」
柏木「決勝戦が始まる時間だぞ」
雪野「ほんとに!?やばい!行かなきゃ!廉が寂しがっちゃう!」
柏木「寂しがる訳ないと思うが、ちょっとだけ足が早くなる魔法をかけてやる」
雪野「ありがとう!行ってくるね!」
〜〜〜
観客「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
雪野「わぁ〜!すっごい盛り上がり!」
実況「ストック3-1!林修選手クロウド圧倒的なアドバンテージだ!しかし!佐藤廉選手のMIZUYAならば!十分に逆転のめがある!」
雪野(もう試合終わっちゃう!廉頑張れ!)
実況「レイジを決めて!ストック2-1!うわあああああ即死コンボでストック並んだ!」
観客「うおおおおおおおおおおおお!!!」
雪野「(なんか分かんないけどいい感じっぽい!)
実況「流れのままに地獄門だあああ!!!万事休すか!?」
観客「うわああああああ!!!」
雪野(いっけえええええ!!!)
実況「廉選手ここで決めるしかない!崖外に出た!うわああああああ!!クロウドの道ずれだあああああ!!!」
観客「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」
実況「死なば諸共!優勝は!林修クロウドだ!!!」
観客「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
雪野「廉負けちゃった...」
〜〜〜
雪野「廉惜しかったね〜」
廉「あ、来てたのか試合前にいなかったから見に来ないのかと思ってたぞ」
雪野「もちろん応援しに来るに決まってるでしょ!」
廉「いい所を見せられなくて悔しかったな、次は絶対勝つぞ」
雪野「ゲームの時は熱くていいね!頑張って!」
廉「ああ」
雪野「でも、私と遊ぶのを忘れないでね!」
〜〜〜
学生会長「総合成績を発表します、3位1年建築コースです。おめでとうございます!」
雪野「惜しかったね〜でも、1年生で3位は相当すごいんじゃない!?」
柊「そうだよね〜」
廉「ゲーム、ダーツの年齢差が出づらい競技で勝てたのが良かったな」
雪野「もう!さっきまであんなに熱かったのにすぐ分析男に戻っちゃうんだから!」
学生会長「さて、皆さんもうすぐテストですね、特に1年生は初めてのテストです。気を抜きすぎないようにしましょうね!」
雪野「今日くらい勉強の話しなくたっていいのに!さっ!帰ろう!柏木!廉!」
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