第5話 帰り道と遠足
雪野「も〜!2人とも仲良く話しちゃってさ!私は教室で黙々と掃除してたっていうのに!」
廉「ごめんって...」
雪野「ふん!許してあげないことも無いよ!」
廉「ありがとうありがとう」
雪野「明日から授業が始まるね!!楽しみだな〜」
廉「最初の授業ってなんかわくわくするよな」
雪野「そして次の日は土曜日!」
廉「結局休日がいちばん楽しいよな」
雪野「柏木ともっと仲良くなりたいからな〜!遠足でも行こっか!たまには童心に帰らないとね!」
廉「お前はいつでも童心だと思うがな」
雪野「廉もどうせ暇でしょ?私が外に連れ出してあげる!」
廉「俺がそんなに暇そうに見えるか?」
雪野「いいじゃん!せっかく一緒の高校に入ったんだから!ゲームも楽しいけど、たまには外で遊ばなきゃね!」
廉「じゃあ、12時に俺の家に集合な」
雪野「任せて!」
土曜日~
雪野「う〜ん!いい天気!それに見てよ!あの桜!今年はちょっと遅咲きだったからかな!まだ綺麗に咲いてる!」
廉「綺麗だな…」
雪野「ほら!外に出て良かったでしょ!」
柏木「これが地球の花か、いいな!手土産として1ついただいていこう」
雪野「待って待って待って!木自体を持っていこうとしないで!!ほら!花びらなら持って行っていいから!」
柏木「むぅ、確かにここの木を持って帰るのは迷惑かそれに花粉さえあれば向こうで育てられるしな」
廉「すごい技術だな、それも魔法なのか?」
雪野「難しい話は後にしよ!私お腹空いちゃった!」
柏木「山の上までそこそこ歩いたからな」
廉「そうだな昼ごはんにしよう」
雪野「よーしそれじゃ!私のとっておきの手料理を君たちに食べさせてあげよう!」
廉「俺も作ってきたからな、やっぱ花見といえば揚げ物だろ?」
雪野「...さすが男子高校生だね」
雪野「じゃ!いただきまーす!」
廉「いただきます」
柏木「いただきます」
雪野「こうやって廉とお花見すると昔を思い出すね!」
廉「そうだな、お前が転校してから疎遠になったからな」
柏木「2人はずっと仲が良かったんじゃないのか?」
雪野「ま、色々あるよね〜」
〜〜〜
柏木「美味しいなこれは!」
雪野「でしょでしょ〜!これはね栗きんとんっていうんだよ!意外と甘いのが好きなんだね!」
柏木「これも美味しいな!」
廉「だろ?これはえび天っていってな!超美味しいんだ!」
雪野(れ、廉の語彙力が無くなった!?)
〜〜〜
雪野「は〜おなかいっぱい!何して遊ぶ?」
廉「食後だからあんまり動きたくないな、キャッチボールでもするか」
雪野「ボールなんて持ってきちゃって!廉もノリノリじゃん!」
〜〜〜
柏木「今日は楽しかったな、非常に有意義な体験ができたぞ。地球の文化をまた知ることができた。」
雪野「遠足は帰るまでが遠足だからね!さっ片付けして帰ろ〜!」
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