第46話 雨の引きこもり
雨の話。
ここ数日雨が続いている。
梅雨っていつだっけ?と思うくらい降り続いている。
周りの人達は雨をディスっている。
殆どの人が雨を嫌っている。
でもわたしは雨が好き。
雨そのものを愛しているかというとそういうんじゃなくて、雨の日に引きこもって過ごすのが好き。
ほんと、雨の日は引きこもるに限るね。
雨の音を聴きながら独りで妄想に浸る時間は、クリアで冷静な感覚をわたしに与えてくれる。
超考えられる。
こんな雨の日でも、外に出て仕事をしてる気の毒な人もいるんだよなーって思うと、引きこもっていられる自分はなんて幸せなんだろうって気分にもなる。
そして雨の日に部屋で独り雨音を聴いていると、雨音の圧力で、部屋が少しだけ小さくなったような気分になる。
これが、うっすら拘束感を感じるコトになって、ちょっと性的な意味でも気持ちいい。
この話をリア友に話したら、まったく共感をしてもらえなかった。
雨の日は引きこもるに限るよ、マジで。
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つづく
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