第44話 困難と自分を認識する

世間の一部じゃあ100年に一度の不況なんて声もあれば、不況の影響を体感できないんだが本当に不況なのか?という声もある。


ジャンルや業種によっては極端に景気の在り様が違ってるみたい。





大手企業の経営計画の見直しが仮に「事実の要求に迫られた判断」であろうと「雰囲気や空気に便乗した保険的行為」であろうと、不況と呼べる程度には経済活動の消失が起こっているんだろうね。





中小零細にとっては致命打になりかねない状況。





苦境にあってどんな行動をいかに素早く起こせるかが、生き残り作戦の要であるコトは概ね間違いないように思う。





でもナニも企業規模で考えることではなく個人レベルでさえ、苦境や困難を前にした時の行為や考え方次第で、本質を晒すことに繋がるのだと実感する昨今。





困難な状況の中でも、他人のコトや集団全体のコトをまず優先的に考える人がいれば、突然個人主義の鎧を装着して批判的展開または無関心の姿勢に終始する人もいる。





大きな壁の前で、前向きに状況を好転させるアイデアを捻り出す行為に専念する人がいれば、一人ネガティブキャンペーンの中でただひたすらに自虐的な無限思考に陥る人もいる。





こういう時にこそ、わたしは自分のコトも良く判る。





自分の行動パターンを見つめなおすコトができる。


自分が成長しようと思った時に、困難の前ではどう立ち振る舞うコトが成長に繋がるのかと考える。





自分はドコまで行っても素晴らしい人間になれる気はしない、


でも成長だけは止めたくないなって思う。


---

つづく

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