第43話 偉そうになっていく

年をとってくると、勝手に偉そうになる人をたくさん見かける。


意図的に自分の立場を鑑みて態度や姿勢をコントロールする人もモチロンいる。


でも大抵の場合は本人の自覚なく偉そうになる。





年齢だけを参照して周りの人々はその人の判断能力や精神年齢を想像してしまうもの。


本当は精神状態は子供のソレに近いままなのに。





「判ってない人」が偉そうなコトを言ったとしても「判って言っているんだろう」と過大評価してしまうんだよね。





このケースをとにかく多く見る。





無自覚に偉そうなコトを言っているケースに対して、矛盾や間違いを気付けるかどうかは、物事を素直に冷静に見るコトができるかの、ってのと同じ意味だと思う。





組織や社会では、理屈の通ったコトばかりが起こるとは限らない。





でもそれ自体が問題なのではなくて、「そこは理屈がおかしい」ってコトに反応できるかどうかが大きな問題だったするよね。


偉そうなコトを云っている人の言葉の中に、どれくらい理屈の通らない内容が含まれているか、そしてそのコトに反応出来ていない人がどれくらい周りにいるか。





無自覚に偉そうな人は、年齢というきっかけをジャンプ台にして、周りの「考えない人達」によってどんどん偉そうになっていく。





さてわたしは、どれくらい無自覚に偉そうなんでしょうか。





こんな偉そうな文章を書きながら、最後にちょっとだけそんなコトも考えてみた。


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つづく

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