第13話 正直なのは正しく生きたいからじゃなくて

わたしは嘘をつくのが超ヘタ。


というか怖いんだ。


どうしてみんなそんなに簡単に嘘つけるのかいつも不思議。


わたしは駄目人間だから正しく生きようなんて考えたコトがない。


望んでいるコトが実現したら嬉しいと思う気持ちのほうが圧倒的につよい。





ただ単純に怖い。





自分がもし嘘をついたとして、それがバレたり、いやバレそうになったりするのはとても怖いと思う。


嘘をついた瞬間から、いつかバレるんじゃないかとハラハラして過ごすなんて耐えられなくない?


小さな嘘でも、それが露呈する瞬間を想像するとじっとしていられなくなる。





嘘をつかないでいようとするのは大変なんじゃない?って思ったでしょう。


人と極力関わりを持たないようにして生きていると、実はそんなに大変じゃない。


嘘をつく必要がでてくるのは、だれかと関わったからでしょ。


だれかとの関わりの中で不都合なコトとかができてきちゃうから、嘘つくんでしょ。





だれかとおりあいをつける。


だれかにイイワケをする。


だれかをだます。





そんなコトが必要ない生活をわたしは望んでいる。


---

つづく

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