第13話 正直なのは正しく生きたいからじゃなくて
わたしは嘘をつくのが超ヘタ。
というか怖いんだ。
どうしてみんなそんなに簡単に嘘つけるのかいつも不思議。
わたしは駄目人間だから正しく生きようなんて考えたコトがない。
望んでいるコトが実現したら嬉しいと思う気持ちのほうが圧倒的につよい。
ただ単純に怖い。
自分がもし嘘をついたとして、それがバレたり、いやバレそうになったりするのはとても怖いと思う。
嘘をついた瞬間から、いつかバレるんじゃないかとハラハラして過ごすなんて耐えられなくない?
小さな嘘でも、それが露呈する瞬間を想像するとじっとしていられなくなる。
嘘をつかないでいようとするのは大変なんじゃない?って思ったでしょう。
人と極力関わりを持たないようにして生きていると、実はそんなに大変じゃない。
嘘をつく必要がでてくるのは、だれかと関わったからでしょ。
だれかとの関わりの中で不都合なコトとかができてきちゃうから、嘘つくんでしょ。
だれかとおりあいをつける。
だれかにイイワケをする。
だれかをだます。
そんなコトが必要ない生活をわたしは望んでいる。
---
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます